56話.vs青木 2
だいぶ遅くなりましたが56話ですッ
誰にもバレないように四葉君をナーフしていこうかなって最近思ってます....
「『流星群』ッ!!!」
眩いばかりに光り輝く幾千の星が俺に向かって超高速で迫りくる。
「チッ........」
魔力障壁による防御を易々と突破してくる星に嫌気がさす
今は何重にも障壁を展開することによって無理矢理ダメージを抑えているがこれもジリ貧だろう.....いずれ突破される
単純な殴り合いじゃ勝てないなコレ。未だに青木の自動防御スキル『秩序の星』の突破方法も思いついてないし
いや............これ、どーやって勝つんだ?
とりま色々試してみるか
「『魔力纏 巨大』」
体外に放出する魔力量を増幅させ、コントロールすることによって巨大な鎧を操る魔法。通常の魔力障壁を展開するよりも高い魔力濃度で盾を纏うことができるので効率がいい...........気がする
ドスドスと『魔力纏』に深く突き刺さる星。だが、予想通り魔力障壁で身を守るよりもリソースを抑えて防御ができている。
「どーした?青木。来いよ?」
余裕のフリした挑発、これで何か戦況に変化を起こせればいいんだが......
「『星間旅行 宇宙空間』」
青木は、俺の周囲およそ5m四方に滞留させた星を接続、つないだその4点の内の空間を切断。
腰の高さで切り取られた空間に視覚的な変化は無い....が、感じ取った確かな悪寒
そんなことを考えている間に青木の追撃が迫る
「『星間旅行 立方体宇宙』」
宙に飛んだ俺を追加の星をこちらに飛ばし、合計8個の星をそれぞれ立方体の頂点とし、その空間をすべて接続
「やべっ.........」
「死ね」
4点の星で発動した平面での空間切断。それが立方体での発動.......どんな効果があるのか想像もしたくないな
回避一択。俺は空間魔法で捕らわれた空間から脱出
脱出の瞬間に発動された青木の魔法を見てみると案の定、空間内の存在を消滅させる的な効果があるようだ
背後に回った俺は身体強化で自身に付与し、青木に攻撃を加えるが、青木の自動防御スキル『秩序の星』によって防がれる。
「邪魔だな....」
本人の意思とは関係なく発動される防御はどれだけ青木の不意を突こうが完璧に防御されてしまうので困ったものだ
これの突破方法をいくつか考えてみた。
ひとつ。強引に『秩序の星』の防御力よりも強い力でぶつけてぶち破る。
これはいまいち成功する気がしない、多分無理だから。純粋に火力が足りない.....と思う
だから本命はこっち、ふたつめ。弱点、特効を突いて突破。
「魔剣召喚 発動。来い、星剣『星破剣』」
俺の手に収まる一つの剣、少し細めのショートソードのような剣を俺は構えて、青木の『秩序の星』に向けて突きを放つッ
バリンッッッ!!!!!
硝子が割れたかのような音が響く。
「なッ!?」
青木は驚いた表情をし..、困惑の声をもらす
その隙を逃さず、俺は青木に追撃を加える。距離を取ろうとする青木を逃がさず、魔剣で斬りつける。
「クソッ......」
どうやら青木は防御関係を『秩序の星』に頼り切っていたらしい、次々に展開される青木の星による防御を俺はことごとく打ち破る。
パリンッ.........パリンッ.........パリンッ.........
硝子が割れるよな音が連続で響く。
防御手段を失った状況にある青木は俺が攻撃するたびバリアを破られ、攻撃に被弾する。
このまま押し切れるッ..............と思っていたが今俺が使用している魔剣 星剣『星破剣』の効果は『星を打ち破る』のみ、殺傷能力はあまり高くないのだ
青木の防御を突破する手段を手に入れたのはよかったものの、いまいち決め手に欠ける
現状俺の攻撃手段は魔剣召喚のみ。他の攻撃の一切は『秩序の星』によって防御されてしまう。
さて.....どうしたものか。とりあえず今この状況は悪くない、俺が優勢だからね
まあありえないとは思うがこの状況がずっと続けば俺が勝てるし......
だが現実はそう甘くない。魔剣で斬りつけ続ける俺の攻撃を何とか防ぎ、かわし、いなし続ける青木が業を煮やしたかのように吠える。
「がぁぁぁぁぁぁあああああッッッ!!!!!」
魔力の開放。覚醒時に見せたような光を飲み込みそうなほどに黒い闇色の魔力が広がる。
.......と思えば次の瞬間にはその魔力は青木の元へと帰ってゆく
闇が完全に青木を包んだ。それはまるで繭のような形をし、進化の予兆を伝えてくる
だが.....
「進化を待つほど俺は優しくねぇぞ?」
目の前で敵が止まってくれているのだ。むざむざとこちらも突っ立って待つわけがない
「『魔剣召喚』発動。来い...『無剣』」
無骨な一本のロングソードが突如、空中に現れる。その剣を掴み青木の方向に向かって走りだす...
身体強化、発動
魔剣、魔力強化
無防備な青木に向かって俺は本気の一撃を見舞う
....................スカッ.......................
必中のはずだった一撃は予想を裏切り空を斬った................
「んなッ!?」
何が起きたかわからなかった。無防備な状態にあったとはいえ戦闘中に敵から目を離すような愚かな事なんてするはずがない
しっかりと敵を捉えていたはずの俺の視界から、青木の姿が消えたのだ。
これは.......姿を消す魔法か...?いや.......姿だけを消しても実体はそこにあるはずだ。それに青木を包んでいた繭は相当の大きさだった、あのサイズで動くのは不可能なはず............
外部.........林 哲弘からの干渉....?これも違うな....俺に魔力を全く感知されることなく俺の目の前にいる青木を移動させることなんて無理だ。
じゃあ最悪の可能性について考えようか...........青木の覚醒が完了し、俺の攻撃を自力で回避した可能性。
「..........あぁ、その考えで合っているよ。」
「!?」
「ん?君のその考えは間違っていないよって言ったんだよ、ボクが完全に覚醒し、キミの攻撃を回避したんだ」
考えが読まれているのか?それにさっきまでとは何かが違う違和感を感じる............
こいつ、ほんとに青木なのか?喋り方、立ち振る舞い。何より、先ほどまで留まることなく溢れていた俺への怒りが毛ほども感じられない..........
「ん~~ボクがホントに青木 流星なのか......か。ん~そうとも言えるし、そうじゃないとも言えるんだよね~」
明らかに幼い言動、俺の考えに対する否定も肯定もしない返答、そもそも俺の思考を明らかに読み取っている.....なにか俺の想像を超えるなにか、か、だれかの力が加わっていると考えるのは容易だ
ここで一つ俺の記憶を遡る。
あれは俺が『勇者』の覚醒にはじめて目の当たりにしたあの時...どこぞの王国の冒険者が『勇者』としての覚醒を果たした際、『勇者』は、時を操る『神』の恩恵を受け、死すらも拒絶したあの無法の能力を手に入れた。
覚醒に『神』が関わっているとなると、その『神』自身が覚醒者に乗り移ることだってできるのではないのか?
「あっ!そんな感じ~!まぁ詳しく言うと乗り移っている訳ではないんだけどね、ん~なんか表現が難しいんだけど...強いて言えば『魂の昇華』?覚醒者の魂の色を『神』に寄せるって感じなんだよね~」
「魂の色.....」
「そっ!別に体を乗っ取っている訳でもなければ魂を入れ替えた訳でもない、ただ進化の方向性を決めてあげただけなんだよ、だから僕は青木だし、同時に『神』でもあるんだ」
「俺の頭を覗いてんのは?『神』の力か?」
「いや?これは成長した青木のスキルさ、七煌星 第六の星『影の星』。対象の影を監視、解析することによって対象のありとあらゆる行動、思考を読み取ることができる。いいでしょ?」
ずっる..........
「うん、ボクもそう思う」
「言おうと思ってたけど勝手に俺の頭覗いてんじゃねーよ、プライバシーの侵害だ」
「ははっ、確かにそうだね、ちゃんと会話はしないとね」
話しは通じるんかい........まぁ色々謎は残ってるけど..........
俺はこれから始める戦闘に向けてポキポキと指を鳴らす。
「うん、そうだね.......」
その行動と俺の思考を読み取ったのか青木(?)も戦闘態勢を取ろうと準備を始める
「「戦るか...」」
56話更新です~遅くなって申し訳ありません
私生活が落ち着いてきたんでこれから更新頻度高めていきたいですねー
何でもできる系主人公に憧れて書き始めたんですけど、何でもできてしまうと楽しいのほんとに最初だけなんですよね......(このサイトで言うのはなんだとだ思うんですけど、なろう系主人公っていうヤツですね)
冒頭でも記載したんですけど四葉君を薄っすらと弱体化していきたいなぁと考えています。周りとか敵を強くする感じでもいいんですけど一度インフレ起こすと多分止まらないので.....w
こちらの都合で物語に若干の矛盾が生じる可能性が無くもないです...多分。
なるべく矛盾の内容に繋げていけるように努力していきますので、これからもゆったりと見ていってください!!!




