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31話.なんだかやる気いっぱいらしい

アーサーの決意

夜の国 クラヤミ 冒険者ギルドの3派閥、その一角のリーダーであるアーサー。

本名 アーサー・グラスミッド。21歳。クラヤミの貴族 グラスミッド家の嫡男である。貴族の長男なんて金持ちのお坊ちゃんなんてイメージがあるがこの男の場合、お坊ちゃんの「お」の字もないだろう、ギルドの派閥を自分で立ち上げたった1年で頭角を現し、当時2大派閥だったベクター派閥とティアセル派閥と並ぶ存在となる。


四葉からのイメージでは聖人、邪心のない純粋な心なんて思っているが、実際はそんなことはない。冒険者といえど貴族、ドロドロの裏社会も知り尽くしているし、野心がなければギルド派閥のリーダーになろうとはしないだろう。


ただこの男、真面目なのだ。


ノブレスオブリージュを地で行く大真面目人間なのだ、自分の部下は自分が守る。部下のちょっとした問題でもほっとかない、敵対するものには容赦しない。そんな人間なのだ。


そんな男の最近の頭の中はある一つのことでいっぱいだ。



きっかけは少し前のこと、『暗殺者ギルド』の一斉確保の依頼にて、確保をしようと踏み込んだアジトにいた『暗殺者ギルド』を皆殺しにした謎の青年。


調べれば調べるほど青年の素性は掴めなかった。


だが、いくら探しても見つからなかった謎の青年がある日冒険者ギルドに乗り込んできたのだ。趣味の悪いピアスをいくつも付けた大男と共に冒険者ギルドに入ったばかりの新人を探しに来たのだ。


謎の青年はとてつもない強さだった。魔力を感知できない謎に包まれた攻撃を放ち、部下たちを蹂躙していく、共に襲撃をかけてきた大男にも敗北を喫し、挙句の果てにはギルドに入ったばかりの新人に助けられる始末。


そしていまだに謎の青年の正体はわからないままのせいか最近はそのことしか考えられなくなっている。一刻も早く解決したいところだが手がかりがない。






真剣な表情で机と顔を見合わせるアーサー。冒険者ギルド襲撃事件から早一週間、俺はこの一週間を何事もなく過ごしていたのだが突然アーサーに呼び出しをくらったのだ。


「俺.....なんかやらかしましたかね....?」

「....いや、君はいつも通りの活躍をしてくれているよ。ただね、私自身の胸につっかえて取れないモノがあってね、ここ最近は仕事に身が入らないのでね....」


この人寝てないのか...?心なしか顔色が悪く見える。

「あの、リーダー、最近寝れてますか?顔色悪いようにみえますが...」

「...あぁ、睡眠は適度に取っているんだけどね...あの時から眠りも浅くなってしまったようでね...」

「あの時....あの襲撃の時ですね?謎が多く残っているのは知っていますがあまり思いつめないでください。地道に調べていけばそのうちあいつらの素性もわかってきますよ」

「.....そうだね、そうだといいんだけど....」


この人は何を焦っているんだ?相手が異世界人だからか...?それにしても思いつめすぎな気がする。


「それで?俺を呼び出した理由は何なんですか?」

「あぁ...それだね、君と一緒に召喚されたというあの青年、召喚勇者について聞きたいことがあってね」


それか...正直あんまり話せるような情報はないんだよなぁ、召喚されたと同時くらいに追放されたし、クラスメイトと深い関わりもなかったしなぁ


「召喚勇者ですか...俺にわかることでよければ何でも聞いてください」

「ありがとう、それで....あの襲撃者の能力について知りたい。なんでもいい、とにかく情報が欲しい、些細なことでもいいから教えてくれないか?」


襲撃者...ね、もう1人は死んでるんだけどね、まあ秘密にするような情報もないし、教えてもいいか



俺はアーサーに襲撃者の情報について知っていることを教えた

もう死んでいるがファルスの能力について、そして俺と同じ異世界人の南の能力について俺の知っている限りの情報を話した


話している途中でアーサーはある一点の所で表情を変えた。

「.....精霊使役....?」

「ええ、あいつ自身が言ってたことなので真偽についてはわかりませんが確かに精霊使役の能力だと言ってましたよ」

「...そうか、精霊か.......」

「何か気になることでも?」

「..........いや、何でもない、続けてくれ」


いや、どう見てもなんかあるだろ、とは思ったがまあ気にしないことにした


俺は俺の持っている情報のほぼすべてをアーサーに教えた、教えてないことと言えば俺自身の種族、能力くらいだ。教えたら絶対めんどくさいことになる


話を終えて


「ありがとう、これで少しだがやつらに近づけたような気がするよ」

「.......近づいて、どうするつもりなんですか?」

「それは...」


言葉を詰まらせるアーサー、この人の考えてることはわからないままだがもう一度会いたがっていることは事実だろう


ぶっちゃけ俺も気になっていることがある

あの襲撃の時の最後、俺の攻撃に割って入ってきたあの黒い男、ファルスと南の2人を連れて一瞬で消えた最後の転移(?)の魔法は実に興味深い



話をしているときにアーサーが引っかかった『精霊使役』というワード、一つの謎が解決したような顔をしていたことを考えるとこの人に精霊と関係があると考えるのが普通だろう


会って話したいことでもあるのかな?

なんだかやる気いっぱいみたいだし、俺には関係ないことだしまあほっとくか

一か月くらいサボってました、ほんとにすみませんでした。

これから投稿頑張ります。

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