15話.騒ぎも落ち着き小休憩。
魔獣騒ぎの後始末です。
あの死闘(?)が終わり魔草を採取して帰ると国はまだ魔獣の騒ぎが落ち着いてはいなかった、魔獣討伐は全部終わっていたらしいが討伐した魔獣の素材なんかの査定やらなにやらでまだざわざわしていた。ちなみに俺は冒険者登録したてのDランク冒険者の初心者だ、魔獣討伐に参加したなんて俺が言っても信用してもらえないだろうし言わないことにした。そそくさと採取した魔草を買い取ってもらいちょっとした報酬をもらい適当な宿に泊まった。そんな感じで今回の魔獣騒ぎは終わったのである。
あ、そういえばあのAランク冒険者様たちはどうなったんだろう、魔族を倒した後に仲間を連れて帰っちゃったし、あの時きついこと言っちゃったっぽかったしなぁ。さすがに会うのは若干の気まずさがある。この国出るってのも一つだよな、冒険者登録すれば他の国でも冒険者として活動できるらしいし、この際どこかの国に行ってその国でのんびり生活をするってのも悪くないか、あっ海でも身に行こうかな、南の方の国にあるらしいし旅に出ようかな。まあ身元が分かるようなものは残してないし、冒険者ギルドから探そうにも俺みたいな冒険者登録したてのDランク冒険者がAランク冒険者の戦闘に参加したなんて話、信じないだろう。なので気にしない!
そんなこんなで一か月ほど経過した。その間俺は、なんもなかった。ただ魔草を採取したり、時々魔物の討伐依頼をこなしたりと、普通に過ごしていたんだが、ある日魔草採取の依頼から帰った時にまたもやギルドマスターが呼んでいると受付嬢の方に呼ばれたのである。........相変わらず怖いよ?
はぁ、またここに来ちゃったよ。怖いんだよなぁあの人、もう二度と会わないと思ってたし、会いたくもなかったんだよ顔が怖いんだよ、あの人。個人的に偉い人って苦手だし、学生の時に職員室入るのってなんか緊張しない?そんな感じよ、今。
部屋に入るギルドマスターが神妙な面持ちで椅子に座っていた。
「はぁ、こんな短いスパンで2度も新人冒険者に会うとは思わなかったぞ」
「......そっすね、俺もそう思いますよ」
そんなの思うなら呼ばなきゃいいのになぁなんて思いながら適当に返事を返す。
「今回呼んだのは魔獣騒ぎでの件でな、Sランク冒険者クランの『神格の剣』がある魔物に襲われたらしい、お前にだけ話すがその魔物は魔族と言ってな伝説上の生物とされる意思を持つ凶悪な魔物だ。そんな戦いの中でとある冒険者に出会ったらしい、その冒険者は黒髪の若い青年だったらしい、このあたりで若い黒髪と言ったらお前くらいしかいないからな、今日は呼ばせてもらった」
あっそうか...この世界黒髪って結構珍しいんだった。どうりでこの世界に来てから黒髪の人に会ってないんだ。これ認めたら面倒なことになるよなぁ、ただでさえ今結構めんどくさいことになってるのにこれ以上面倒なこと増やしてたまるかよ
「人違いじゃねえっすかね?あの騒ぎの時俺はそのSランク冒険者ってのがどこにいたか知りませんので、俺はずっと国民の避難の手伝いをしてましたから」
「まあ、普通に考えたらそうだろうな、つい最近冒険者登録したばかりの初心者がSランク冒険者の戦いに参加したんて話私だって信じたくもないぞ、ただな証言をしている人が証言してる人だからな、Sランク冒険者ってのはこの世界でも限られた者だけがなれる冒険者の最高到達地点だ、そんな人間の言葉は当然信用されるものだ、だから一応聞いているって形だ」
「そうですか、じゃあ人違いってことで帰っていいですか?」
え?前会った時と話し方が違うって?そんなもん慣れだ。慣れ。冒険者ってのは舐められないのが大切らしいからな、たとえ冒険者のボス的な存在だとしても舐められないようにいつもどうりに話すのが当たり前ってもんだ。
そんなこんなで適当にギルドマスターとの面談を終わらせ、俺はいつもの宿に帰ろうとした時にふと思い出す。そういや結局悪魔ってなんだんだ?ほぼ忘れていたけど『賢者』と初めて会ったときにしてた怪我も『賢者』が呼んだ悪魔とやらに怪我を治してもらったんだよなぁ、そんで今回の騒ぎで呼ばれた悪魔の違いがよくわかんないし、悪魔の正体もいまだにわからないままだ。悪魔との契約で魔術を習得できるって言ってたし、けど俺の場合は契約の悪魔じゃなくて『初代魔王』と契約?をしたからな結局契約の悪魔とやらとも会えてないし、このあたりは当面の目標だね。
思い立ったが何とやら、俺は帰るその足で図書館に向かったのであった。悪魔についての情報が欲しいのだが、いかんせん俺の持っている知識はだいぶ偏っているからな、この世界の常識を学ぶいい機会だ。
自分で決めた設定を違う日の自分が忘れていて設定ぐっちゃになってしまう.........




