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異世界転移で追放されたけど自由に生きたい  作者: なぎちゃ
二章.王国で無双やってみよう
11/55

11話.合格発表も初仕事も緊張するよね

初心者冒険者ヨツバ君、頑張っていきましょう。

冒険者試験が終わったらギルドの待合室でしばらく待った。結構な人数受験してたし、試験官が気絶ですからね、時間がかかるもの仕方ないな。


「これから、冒険者試験の結果発表をします!試験を受けた方はこちらのボードをご覧ください!ご自身の名前が確認でできましたらこのままロビーでお待ちください、この後すぐに説明会を開催しますので、合格した方は絶対に参加してください!それが終わったら冒険者カードを発行いたします!」


説明会って何するんだろ、冒険者カードってやつもあるんだね。早速確認に行くかなんて考えていたら、突然後ろから、声をかけられた。

「すいません、ヨツバさんですよね?」

「!!..........あっ、はい、そうです。なにか?」

「ギルドマスターが呼んでいます。奥の部屋までお越しください。」


え?俺何かした?いやまあ試験官をボコったけどさ、これから俺怒られるん?いやだよ。逃げるのはなしだよな、ここで逃げたら冒険者なれなくなりそうだしな。

「えーと、それは強制ですかね......?」

「そうですね、強制ですし、今すぐです。」

あぁ怖い怖い。この受付嬢さんこえーよ、顔は笑ってるけど目は全然笑ってないし、仕方ない。行くか。


ギルドの受付嬢に促され、ギルド内の会議室的な部屋に案内された。コンッコンッと軽くノックをして、中から「入れ。」と低い声が聞こえた。恐る恐るドアを開け、中に入る。


「どーも、呼ばれたヨツバです。何か用ですか?」

中に入ると部屋の奥に机があり、その手前に少し低めのソファーが1対と低めのテーブルがあった、奥の机には白髪交じりの中年おっさんがいた、この人がギルドマスターとやらだろう。手前のソファーにはあの試験官が腰かけてこちらに視線を向けている。怪我治ったんだねよかった、けどなんでいるんだい?


そんなことを考えていると、ギルドマスターからの話が始まった。

「君がアレクサンダーを圧倒したという話を聞いた時は私は自身の耳を疑ったよ。まさかAランク冒険者を冒険者志望の青年が倒すとはね、しかも一撃で、単刀直入に聞こうか、お前は一体何者だ?」


やっぱり聞かれるのね、なーんて答えようかな、追放されたときみたいにステータスを偽造するか?けどAランク冒険者に勝てるようなステータスに偽造をしても違和感があるし、逆に弱くしてもなんで勝てたかって言う疑問があがる。どーしたもんかな、ここは適当に誤魔化すか。


「あー、試験官さんに勝てたのは偶然ですね、奇跡です。奇跡。まあ試験官さんも連戦でしたし疲れてたんでしょうね、そこにたまたま俺の攻撃がいい感じに入ってそのままダウンって感じでしょう。」

これでいいか?とりあえずの言い訳って感じだな、念のためステータスの偽造をしてみよう。俺が追放された時と違って時間がない訳ではない、話しながらでも偽造を試せる。偽造はどんな感じにしようか、試験官を一撃で仕留めたことを考慮すると、やっぱ攻撃力アップ系のスキルを偽造しておこう、奇跡ってことで切り抜けることにしたから、一撃必殺的なスキルも追加しとこう。


(「『完全偽装』発動。」)

こいつを発動するのも久々だな、追放される時しか使う機会なかったしな、偽造するスキルは、『攻撃力上昇』このスキルは試験官よりも弱くして(小)にしておこう。そんで一撃必殺のスキルなぁ、この世界にどんなスキルがあるか知らないしな。どーしよ。


「たまたまね、偶然にしては君自身あまり驚いていないようだね、試験監督の受付嬢にも終了の確認をしていたと聞いたぞ?それにAランク冒険者を一撃を倒せるとなったら今の時点でかなりのステータスになるのではないかい?出身は帝国サン・ライズか.....まさか違うとは思うがお前、『勇者』ではないか?」

「なんでそうなるんですか、違うに決まってますでしょ。」


俺は極めて冷静に受け答えをする。なんてったって俺は『魔王』だからねっ!『勇者』とは真逆の存在ですよと。

「いや、まさかね、帝国が禁忌の魔術『勇者召喚』を行ったという噂が少し前に出回ったからな。一応の確認だ。ところで、ステータスを見せてくれないか?どのようなスキルを持っているのか確認しておきたい。」


そういえば『勇者召喚』って禁忌の魔術だったな、『初代魔王』の記憶で知っている。しかも、帝国の魔術師を何人か犠牲にして俺らを召喚したって、説明を受けた気がする。ってかそんなことより噂が回ってたのか、怖いね、どこから漏れたのやら。あっそうそう、ステータスだったね、さっきの受け答えの間にもう偽装は完了している。

「いいっすよ、ステータスオープン。」

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『ヨツバ』

体力 500/700

魔力 170/500

攻撃力 240/1,000

防御力 350/400

知力 350/350

運 400/400

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スキル

『剣術スキルLv1』『攻撃力上昇(小)』

『一撃必殺』(クールタイム中)

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称号

『冒険者見習い』

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どうよ、この完璧なステータス偽造。ちなみに偽造によって用意したスキル、『一撃必殺』はこんな感じになっている。ちょくちょくステータスが減っているのもこいつのためだ。あ、スキル名が安直とかいうクレームは受け付けていないので。

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スキル『一撃必殺』

一度だけ自身の攻撃を大幅に強化することができる。強化の度合いはスキル使用者の現在の攻撃力ステータス×5倍である。但し、使用後自身の攻撃力ステータスが5分の1となる。このスキルは、3日に1回しか使えない。クールタイム中にもう一度発動しようとすると失敗する。消費魔力300。

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「この『一撃必殺』っていうスキルで、攻撃力を上げたんです。『攻撃力上昇(小)』で少しだけ攻撃力を上げた後に『一撃必殺』を使用すると、『攻撃力上昇(小)』でアップしたステータスが5倍になるんですよ、だからじゃないですかね。試験官さんを一撃で倒すことができたのは。」

「なるほどな、『一撃必殺』か、聞いたことないスキルだが、面白い性能をしているな、アレクサンダーを一撃で倒した理由も理解した。これで満足か?アレクサンダー。」

「まぁはい、だいたいはわかりました。けれど疑問も残ってますよ、今見せてもらったスキルで計算をしてみると、攻撃力1,000に『攻撃力上昇(小)』を付与すると攻撃力は1,200になりますよね?それに『一撃必殺』のスキルでそれを5倍にすると攻撃力は6,000になります。私の防御力1,000の実に6倍です。」

「そうだな、それが何か問題が?」

「いや、それ自体には問題はないんです。実際に6倍ものステータスの差があったから一撃で私はダウンしたんですから、問題はあんな攻撃を受けたのに今こんなに元気なことです。」


.......元気なんだからいいじゃん。疑問に思うんじゃないよ。

「このギルドには回復術師がいることは知っていますが今回の私のダメージを冷静に考えるとこんなに早く回復するのはおかしいと思うんです。」

あー、試験が終わった時に申し訳なくなって回復魔法をかけたんだった。


「そっ.......それが何か問題が?」

「いや別にね、回復したことは大変喜ばしいことなんだけどね、一体だれが私に回復魔法をかけてくれたのだろうかと思ってね。」

「お前のステータスはさっき見せてもらったが回復魔法は持っていなかったな、ほんとに一体だれが回復魔法をかけたのか、まさかとは思うがお前、ステータスの偽造なんてやってないよな?ステータス偽造魔法の使用はこの国では御法度だぞ?」


え?そうなん?俺ガチガチにやべぇじゃん。どっかに俺の『完全偽造』を破るやつがいたら俺捕まっちゃうじゃん。

「けどまあ、偽造スキルを使ってるってことはないだろう、俺はLv 7の『鑑定』のスキルを持っているかな、Lv 8以上の偽造スキルなんてそうそう持っているものじゃないからな」

え?またまたそうなん?俺の『完全偽造』ってLv8以上の偽造スキルだったんだ、まあ完全って付いてるくらいだしね、そう簡単に見破られてたまるかって感じよ。


「まだ謎は残りまくっているがとりあえず冒険者試験は合格だ。おめでとう、ヨツバ君。冒険者のルールについては先ほど説明した通りだ、冒険者ランクはDからスタートだ、これからがんばれよ。」

「まあ、それとなく頑張っていきますよ。」

「依頼はギルドの受付のボードに貼ってある依頼書を受付までもっていったらいい。そのほかにはBランク以上の冒険者には指名依頼が出せるようになる、まあこれはだいぶ先の話だな、とりあえずは雑用でも採取依頼の仕事でもやって地道に実績を作ることだな」


そんな感じに簡単な説明をギルドマスターから受け、俺は受付まで戻った後、「魔草採取」の依頼を受けることにした。この依頼は実に単純。近くの森『リア・フォレスト』に生えまくっている魔草を規定の量持って帰るっていう簡単な依頼だ。魔草はとにかくたくさん生えているが魔草とよく似た毒草がこれまたたくさん生えているから一筋縄ではいかない初心者入門的な依頼となっているのである。

「すいません、これ。お願いします」

「はい!魔草採取ですね。魔草とよく似た毒草もたくさん生えているので間違えないように気を付けながら取ってきてくださいね。」


受付嬢に笑顔で見送られ、人生初仕事、やっていきましょう。

めちゃめちゃ私事ですが、最近ようやっとテストが終わり、夏休みに入りました!

これからは、ちょっと投稿ペース上げていけたらなって思ってます。

これからも応援してくれると嬉しいです。よろしくお願いします!

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