第1話 学校の日常
俺の学校にはお姫様と呼ばれる超絶美少女がいる。容姿端麗、成績優秀、おまけに運動神経までいいという完璧な存在である。
男子からは「可愛い」とか「彼女だったらな〜」などの声が多く聞こえるほどにだ。
「おっすー」
「おいっすー」
俺は登校してきて真っ先に俺の席にやってきた親友である水澤健に対して挨拶をした。ツブヤイターというSNSアプリを見ながらやってきて、「この子可愛くない?」などと言いながらこっちに見せてくる。
「そうか?可愛いとは思うけど、俺の彼女の方が可愛いけどなー」
「そうですかそうですか、惚気ですか。」
「なんでそうなる。」などと言って悪態ついていると
「いいよなー勇斗には彼女がいて。俺も彼女欲しいなー。」
「まぁな、俺の彼女は世界一可愛いからな。」
「はいはい、分かりましたよ。ところでさ、彼女の写真見せてくれないの?」
「やだ、秘密だ」
「けちー、せめて名前だけでも教えてくれない?」
「断わる」
「ここまで隠されるとお前にほんとは彼女いなくて妄想なのかって思ってくるよな。」
「ちゃんといるから、彼女いるから。」
「はいはい、いつか教えてくれよ。」
「いずれな」
「はーい」
などという会話をしていたら右斜め前の方で男子生徒の上擦った声が聞こえてきた