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報酬
『貴方様程の方が何故そんな力が有るのに私に味方したんですか?』
エリーゼは俺にそう聞いてくる。
『別に敬語は無くて良いよ』
俺は急にかしこまられても困るのでそう言った。
『そうですか、、、なら普通に話しますね』
やけにあっさりと敬語を外したなと思っていたらエリーゼは俺に向かって言った。
『貴方の性格的に敬語よりかは普通に接しられる方が好きだと思ったのよ』
ほー。よく分かってんじゃん。
『とにかく貴方は私の代理人として決闘に参加してくれただけでなくしかも勝ってくれた。何か欲しいものが有るなら言って欲しいわ』
エリーゼは俺にそう言った。待ってましたとばかりに俺は答える。
『可愛くてスタイル抜群で性格が良い子を紹介してください!!!俺は顔は普通でも金持ってるし強いし権力持ってるから!優良物件紹介してくださいお願いします!!!』
俺は情けなくてもそうお願いした。ここで引いては一生可愛い彼女が出来ないかもしれない。情けないのは承知で俺は全力で頼んだ。
まさかの主人公が欲しかった物