第8話~yeah let's party!~
パーティ①です
yeah let's party!
パーティーなんてあっちの世界でやったことがない。
めちゃくちゃ楽しみだ。
「このドアだよ。」
体育館みたいなところへ案内してもらう。
wktk
「はい。」
わくわくしながら、ドアを開いた瞬間。
「おうっお前がうわさのメビウスか?」
「は、はい!」
思わず力んだ返事をしてしまう。
背がメチャクチャ高い人が、ドアのそばで立っていた。
2m…それ以上あるかもしれない。
「この馬鹿みたいに背のでかいこいつは、ビースターだ。接近戦はぴか一に強い。接近魔法なども剣などもこいつから教えてもらうんだよ」
ルーシーが説明してくれる。
「よろしくな。」
「よろしくおねがします。すごいですね。あこがれます。」
素直に感想を述べる。本当にかっこいいとおもう。
「そ、そうか?がはははは、ルーシーこいついいやつだな!」
「はいはい。一応、全員に紹介するから急ぐよ!」
「では、またあとで」
ビースターにさよならを告げて、ほかの人のところへいこうとルーシーについていく。
会話が終わった瞬間ビースターは口の中に食べ物を詰め込む。すごいなぁ…
パーティーの様子はドンちゃん騒ぎ!ってわけじゃないけど、盛り上がっている。
おしゃべり大会にご飯を付けた感じだ。
「まったく、あいつは…」
この会場には、10人いる。広さに比例していない。小さい子が一人いるが、あとは装備で固めていて、大人だ。
ルーシーがあきれている間に、むこうからこちらに気が付いて、体格はそこまでよくないが知能派って感じがする人が来る。
「やぁルーシー。キミがメビウスかい?僕はラゴン。肉弾戦は苦手だけど、遠距離魔法など魔法は得意だよ。」
「はい。メビウス・リュウと言います。よろしくお願いします。ラゴンさん」
この世界では、こっちの名前で通したほうがいい といわれた。
あっちの世界から来たことがばれると、実験・解剖・質問等々…されるらしい。
前もおもったが、何故ルーシーはここまでしてくれるのだろうか?
「僕と、ビースターと、あと…勉強はいいっていってたね。あの装置を使ったから。いいね…僕はあんなに必死だったのに…」
「ラゴン。この子に教えたのはこの世界の常識だよ。魔法のことを教えても多すぎて脳がしぬだけさ」
「あぁ、そうだね。魔術は…あの、ガムが教えてくれるさ。」
「どのかたですか?」
「あとでいくよ!気にしないでね。」
と、話している間に二人の人が出て行くのを見た。
僕と、ルーシーと、ラゴンと、一生懸命食べているビースターと…
10-2=8であと四人知らない人がいる。あと出て行った二人。
「あの二人はどうしたんですか?」
「あぁ、パームとルームだよね…あの二人はべつの国から来ているんだ。確かサイジェント…の国だったかな?」
質問にラゴンが答えてくれる。
たしか、僕の今いる国はバラエッカトだった気がする。
覚えにくいったらありゃしない。
「まぁ、国なんてすぐなくなるから…」
やっぱりこういうのは悲しそうな顔でいっている。
そんなに戦争が頻繁なのか。
「せっかくのパーティーだ!この話はなしだ!」
「そうですね。」
ばしゃっ
「つめたっ!!!」
なぞの液体が、ズボンにかかる。
「すまない!我の不注意だ…」
「なにやってんの?うちの相棒がすまないね。ズボンがべしゃべしゃじゃないか!」
「あっ、大丈夫です。」
うへぇ…べしょべしょで気持ち悪い。
「そういうわけにはいかないよ…お詫びに服プレゼントするよ。ちょっとついてきな!」
「すまない…」
「あっぜんぜん大丈夫です!」
ちょっと申し訳ない。
「ついておいで!私の店に案内するよ。すぐ終わるさ。パーティに支障はないよ。」