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第7話~おはよう~

短いですかね?

一話一話ながくしたほうがいいですか?

 時間がわからない。

 何時間経ったか、何日経ったか。

 意識はあるのか、はたまたないのか。

 それすら、微妙なところだ。


 ソレなのに、情報は入ってくる。

 頭の中にこの世界のこと。


 通貨、戦争、王様、歴史、地理、値段、相場、物、使い方、


 とても、数え切れない。

 あぁ、頭がおかしくなりそうだ。


 ソレなのに、痛みがある。

 体の中で、魔力が暴れている。


 痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い


 とても、耐え切れない。

 あぁ、体がおかしくなりそうだ。


 廃人になってしまうかも。

 死にたい。こんなに苦しいのなら、死にたい。

 楽に死にたい。耐えられない。応えられない。

 いつまでつづくの?

 叫び声を上げたい。でも声が出ない。

 

 うぃぃぃぃん とハコが開く。

 なんだ?幻想か?

 

「おはよう♪」

「ふわぁぁぁ」


 こうして、僕はソトに出た。

 頭は、まだ痛い。

 体は、まだ痛い。


「どうだい?調子は?」

「頭と体が痛いです…でも、チカラがある気がします。」

「まぁ、ソレは後遺症だね。でも、どうしてあんなにくるしんでたんだろうね…」

「えっ!?普通もっと楽なんですか?」

「うん。明らかにおかしかったよ?」


 うわぁぁぁぁぁぁ なんてこった!!! 最悪だ…

 あんなに苦しんで。もっと楽にできたかもなのに!


「そう…ですか。」

「大丈夫だよ!あんた、普通の人より魔力強いから!」


 この情報は、嬉しい。

 しかし、顔をしかめて「ば…的…ね」っとつぶやいたのは何でだろう?


「あんたに、あのときの魔力が感じられないんだよね…」

「はぁ…?」

 

 なんのことだろう?


「気にしないでね!とりあいず、今日はPTだよ!16歳の誕生日もかねてね。あさってから修行だよ!」

「PT?パーティーですか?」

「そうだよ!!準備してあるんだから!」


 嬉しい。嬉しいが…体がものすごく痛い。

 断りたくないが…


「ほらっいくよ!」


 断れない。体のことは我慢して、楽しませてもらいましょうか!


 

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