プロローグ~世界から消えた僕~
連載小説を書こうとおもってます!
初心者ですので下手ですが、がんばりながら楽しく書かせていただこうと思っています!
ではでは、ここから先は魔法の世界です!
よろしくお願いしますm(_ _)m
魔法
それは僕の今生きているこの世界ですべての物事に関わっている。
料理を作るのも魔法。
仕事をやるのも魔法。
授業も魔法。
治療するのも魔法。
魔法が使えなければこの世界では生きていけない。
そう。魔法を使えなければ生きてはいけない。
弱者は生きていけない。
戦争。
それがこの世界におきている現状だ。
数え切れない程の国が魔法を使い戦争を行っている。
目的は植民地化、軍事力確保、食糧確保、様々だ。
我が国の戦争規定は18歳からすぐ戦場に送られる。
17歳の僕は1月1日までの後1週間しないうちに送られるということになる。
勿論、ただむざむざと殺されに行くわけではない。
15歳になると魔法が使えるようになる。 魔法使いってやつだ。
しかし、それだけでは戦えないと話に聞いた。
神は人一人に能力魔法を3つ与えた。
これはこの世界の常識だ。
この能力はかぶることはほとんどない。
つまり、自分だけの能力なのだ。
戦争の基本はこの能力を使って戦うことだ。
僕の能力は
~空間転移能力~ ~強化能力~
の2しかまだわかっていない。
空間転移能力は主に人の移動を空間で行うので時間、手間がかからない。
物の収納もこの能力で可能だ。 いくらでも入るので便利だが、僕が死んだら物もすべて取り出せなくなる。
次の能力者が現れるまでは。
強化能力とは人や物、いろいろなものを使い剣、防具など強化できるのだ。人などでも強化できるのだが、死体でしか無理だ。
たまにスキルなどつくことがある。
この能力で強化したものは僕が許可した人しか使えなくなる。
また自分の物の装備か、相手の許可を得た装備しか強化できない。
別に装備だけとは限らないが。
普通、17年も生きていたらこの世界の人は3つすべてわかっている。
2つしかわかってない理由は・・・ぼくは2年前ここに来た。
15歳の状態で来たぼくは自分の意思できたわけではない。
2年前・・・そう。卒業式だ。
中学校の卒業式のとき、不覚にも寝てしまったのだ。
自分の卒業式で学校が嫌いというわけでもなく、特に不良生徒でもない、普通の中学生だ。
前日に寝れていなかったせいかもしれないが、ほんの一瞬だ。
その間、天井の蛍光灯?か詳しく覚えてないが落ちてきてしまった。
当然寝ているぼくは避けられない。
ガシャッン!!!
地面に当たる前体が暗闇に包まれるような感覚に襲われた。
地面に墜落したが、ぼくには当たっていない。死んだわけではないらしい。
どういうことだ?
普通に周りが見える。
みんなが恐怖を顔に浮かべている。
一人の生徒が先生より先にたすけに飛び出た。
ぼくの親友だ。
(少しなきそうになったのは内緒だ)
がらんとガラスの破片を一生懸命どかしていく。
手が切れ血がにじんでいる。
ある程度どかし中が見えてきたころ。
周りのやつらは不思議なことにどよめいている。
が
ぼくに当たらなかったことじゃない。
ぼくが無事だったとかじゃない。
どこにもぼくが見えない。
無事で笑いながら登場でも、血が全身から出ながら気絶してとかでもなく、
いない。
どこにもぼくの姿が見えないらしい。
ぼくは見えているのに。
みんなが驚いたのは・・・
ぼくが消えたことだ。
そう。
死体もない。 血もない。 本体そのものがない。
このぼく、睦月 辰はこの世界からいなくなった。
ぼくは暗闇に包まれた空間にいた。
特に何もない。あるとしたらゆがんだ円状の窓があるくらいだ。
その窓には、卒業式会場が映し出されていた。
ぐしゃぐしゃになり、飛び散ったガラスの破片。
混乱した先生、生徒、卒業生。
泣き崩れた人もいた。
こういうときに言うのは不謹慎かもしれないがうれしい。
だが
すぐ現実に戻される。
今の現状・・・
ぼくは死んだのかもしれない。
死というものがこういうものなのか・・・?
いやだ。いやだ。いやだ。
死にたくない。 誰だって死はいやなものだ。
やり残したこともまだまだある。
そんなことも考える時間もなく、ぼくは体がねじれるような感覚で、しかし痛みを感じないようで、どこかに吸い込まれていった。
目を覚ました・・・というより感覚が元に戻った。
まず、現状把握しよう。
体は・・・ある。
服は来る前の制服じゃない。
上は学校ジャージにパーカーを着ていた。
なんてかっこうだ。 ださいな。
次だ。
ここはどこだ?
きずかなかったが周りには、少し不思議な光景が・・・
少しではない。 かなりか。
最初はわけわからず、大丈夫だったが、
理解してめまいのような感覚が訪れた。
ローブを着て、杖を持った人が数え切れないほど。
100mぐらい奥までびっしり並んでいる。
赤色の装備と青色の装備を付けている人たちが向かい合い・・・
火と水で操り、戦っている。
信じられない。
幽霊も信じていない俺が、
目の前で魔法というものを見てしまった。
竜の形をした火が、青い服を着た人を焦がし、焼き尽くす。
水の塊が火を消し、人を包み、溶かしていく。水ではないようだ。
・・・簡単に人が死んでいる。
血が、死が。
目の前に。
まるで・・・戦争じゃないか。
15歳の平穏な毎日を過ごして来たぼくには、刺激が強すぎる。
めまいが・・・地面と空が混ざり合って、
ぼくは、その場に倒れた。
読んでいただきまことにありがとうございます!
感謝感激の一言です!
この小説は何日投稿とかではなく、書き終えたら投稿していくという形にしようと思っています!
感想、こうしたほうがいい、質問、矛盾点、誤字脱字などなど、
ぜひぜひお待ちしております!