あらすじ
ここは、小さな街。住民の数はほかの街に比べると少ないが、とっても平和で穏やかな街・・・。
今日も、店の人の声が街に響く・・・が、一人の少女が来ると、その声は途端に止んでしまう・・・。
「魔女が来た・・・」 「また、街が闇に覆われてしまう・・・」「汚いわ・・・」
住民たちの悪口に、耳を貸さずに歩く少女。彼女は、街の住民から毛嫌いされている。
何故なら、白銀の髪を持ち、光を通すことのない黒い瞳、そして・・・額には、赤い紋章。
赤い紋章とは、「悪」を現す。その少女は悪と恐れられている。
そんな少女に優しくする少年。二人の心は、間近に迫っていくがある事件がきっかけで離れてしまう。
二人の心が行き違う、そして少女の本当の望みとは・・・?
「Sum solus, quia omnis odit quia.(私は一人ぼっち、だって皆が私を嫌うから。)
Quod potest non intelligere et quod quia eadem tibi · · · · · ·.
(貴方には理解できないこと、だって・・・貴方だって同じだもの・・・。)
Heus, tu, et malum · · · ego? Quid est odio? Quid natus?」
(ねぇ、私・・・悪いことしたの?どうして嫌われるの?どうして生まれてきたの?)
Placet responde.(この質問に答えてください・・・。)