表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

詩歌集

川の底に咲く彼岸花


薄暗い夜夜中。


気づいたら私は川の前に佇んでいて。


月も星もない、矢鱈真っ暗な所。


静かに流れる川。


その川は、何故か真っ赤に染まっていて。


眼を凝らして川を見ると─


川の底にびっしりと、彼岸花が咲き誇っていた。


川の底はまるで異世界のようになっていて。


彼岸花の花畑では、子供たちがはしゃいでいた。


すると、子供たちが私に気づいて。


こちらに、手招きしてきた。


オイデ…オイデ…と。


屈託無い子供たちの笑顔。


私は彼岸花で赤く染まる川に手を──


入れようとして、止めた。





瞬き。





        と


    少


                シ

 ッ

     


           た

       ノ

         ニ




   ・

   ・

   ・






そんな声が、して。





目が覚めると、私はベッドの上にいた…


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 美しくて怖い景色、とても魅せられました。 でも、た~さんが花へと触られなくて良かった。 そんなふうに思えましたm(_ _)m [一言] だいぶ昔、かなり前になりますが、あるエッセイ?で真…
[良い点] 川底の彼岸花!? そら恐ろしいものを感じますね! 不思議な世界でした! [一言] 日間ランキングでお隣だったのでつい読んでしまいました!
[良い点] 川底の彼岸花。それだけで妖しくも美しさ感じます。 子ども達が手招きしている、こちらの世界に呼んでいるのか? 不思議な感覚の素敵な作品、良いですね。 [一言] わたし、この雰囲気好きです。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ