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第二話

「あ!おっはよー!」


「うわ来たよブス子」


 穂慈綴あかりは先日冷水て起こしてくれた(穂慈綴あかりをいじめている)少女に元気よく挨拶をする。


「ブス……毒……えへへ、照れるなぁ」


「どうやったら毒が褒め言葉になるんだよ。そもそもブズは不細工って意味だよ」


「ん?不細工ってことは普通の人より目立つってことでしょ?良いことだよ!」


「うわ普通にポジティブ発言されたよ……


 いいからさっさとどっかいけっつーの!朝っぱらからうぜーんだよ!」


「うわっと。なるほど、朝から私を押すことによって私の腹筋を……」


「穂慈綴さん!大丈夫!?」


「あ、委員長もおはよー!」


 この眼鏡をかけたストレートヘアは委員長。つまり、あかりさんのクラスの代表生徒だ。


「お、おはよう……じゃなくて!さっき悪口とか暴力とかされてたけど、大丈夫?」


「……?」


「先生たちもいじめをもみ消そうとしてるし、やっぱり児童相談所に……」



「いや、あのさ委員長。私いじめられてないよ?」



「……へ?」


「みんな合うたびに褒めてくれるし、私が体を鍛えようとしてることを理解してくれて負荷かけてくれるし、この前だって寝てたところを起こしてくれたし……それに」


「いじめられてる側がいじめだと自覚してなくても、周りからしたら完全にいじめなんだよ!」


 辺りがしんと静まり返る。あかりは本心からか、その場しのぎなのか、こう答えた。


「そ、そうだね。私もそう思う」


 委員長は悲しそうな顔で言った。昔何かあったかのような、もう後悔したくないような声だ。


「お願いだから……なんとかしたいんだよ……」


「……うん、わかった。委員長がそういうなら」


「……えっ?」


「だって、委員長はみんなのこと考えて行動してるでしょ?まぁ偶に空振るときもあるけど……


 それでも、他の人を不幸にさせるようなことをする人じゃないのは知ってるし!」


「ほ、穂慈綴さん……」


「それにイケメンだし!」


「いやそれは関係ないよ!?……まぁ、穂慈綴さんみたいな人に言われたら嬉しいけど」


「そ、そっか……」


「……」


 甘酸っぱい空気で満たされる中、チャイムがなる。


「「あっ!HR!!」」



――――――――――――――――――――――

登場人物


 委員長


 穂慈綴あかり曰く、杉○鍵に似ているイケメンとのこと。……正直わかりづらい

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