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第一話

「あははっ!さっさと死ねよ、ブス!」


「おいおいwwwこんな程度の冷水じゃこいつの汚れ取れねぇよ!もっとこんぐらいかけないとなっ!」



「あいつら……!今日こそは先生に言ってやる……!」


「委員長!バレたら委員長も……」


「そんなこと言ってる場合じゃないだろ!?」


 委員長と呼ばれるその男性は、止めに入る女性を振り払い、教室を後にする。



「……」



 先程バケツいっぱいの冷水をかけられた少女はと言うと、未だに俯いている。


「なんか言ったら?おマヌケさん」


「いやいや、こんなバカは日本語すら忘れたんだよwww」


「……ん」


「ん?なんか言ったのか、こいつ」





「……あ、おはよう」





(((((寝てたの!?この状況で!?)))))


「ふ、ふん。きっと馬鹿すぎてさっきやられたことすら覚えてないんだよ。つくづく幸せな頭だな」


「幸せ……?ん、ありがとう!確かに私は幸せものだ!


 こんなふうに目覚ましと洗顔を兼ね備えた冷水をかけてくれる友達がいるんだもん!」



(((((友達と思われているっ!?)))))


「はぁ……マジ萎えたわ。行こ」


「あーいう反応まじだるいわ」


「ダルい!?大丈夫!?保健室に連れて行くよ!保健委員さーん!?……あ、私だっ!!!」



「「「「「最早うるせぇよ!!」」」」」


「声の大きさには自信があるからねっ!」


「「「「「褒めてもねぇ!」」」」」


――――――――――――――――――――――

 懐ヶなつかしがはら高校。


 ここではポジティブというか鈍感というか、馬鹿というか……そんな少女、 穂慈綴ホジテイ あかり が明るく楽しい日々を過ごしている……


 いやこの状況で楽しむとかやっぱりポジティブじゃなくてばk(((


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