ふるきよき
新年初投稿、何しようか悩んで悩んで……。
せっかくなので、前にちょっとだけした“好きなもの”語りでもしようかなぁと思って書いてます。
と、言うわけで。
みなさま突然ですが、レゲー、好きですか?
ん?どうしてギターやドラムを?
あ、レゲエじゃないですよ?レゲーです。
ジャマイカ発祥の音楽じゃなくて、昔のゲームです。
えぇ。またゲームです。
どの辺りからを“レトロ”と言うかは人それぞれかもしれませんが、私、このレトロゲームが結構好きなんですよ。
最近のゲームって、映像綺麗で、ストーリーもかなりしっかり作り込まれてて、面白いの多いですけど、昔のゲームは、今よりもっと限られた容量の中で、楽しさや感動をくれていたと思います。
それが、何となくですけど
先月の、ラジオ企画してる時にふと思い起こされまして。
ほら、あれも1000文字っていう、私からしたらめっちゃ限られた中で、お話を書かなきゃいけなかったわけで。
そんな中で、あれだけ沢山の、笑いや感動をいただける作品が溢れかえったわけですよ。
もうね、ウハウハですよ?
読みに行くの大変ですけどね。
まぁ、そんな感じで急にやりたくなって、古いゲーム引っ張り出して少しずつやってたんですよ。
子供に昼寝して貰って、夕飯の仕込み終わってからとか……
今回のは『ライブ・ア・ライブ』
ぶっちゃけ、知ってる人いないんじゃないかと思うくらいの、“本当に隠れた”名作だと思ってます。
周りに知ってる人がいなさすぎるのですよ。
ちなみに、作ったのは“スクウェア”さん。
はい、今は“スクウェア・エニックス”に名前も変わってますね。
合併前の作品なんですよ。
この作品の凄い所が、個人的に3つ。
1つ目がオムニバス形式で進む物語。
実はこの作品、最初に全く違う世界観の、7人の主人公で順番に冒険(戦い)をしていくんです。
現代編、近未来編、原始編、幕末編、西部編、功夫編、SF編の7つで、それぞれがしっかり“らしさ”を作り込まれてます。
個人的には近未来編と、功夫編が特に好きでした。
2つ目がキャラデザの豪華さ。
この作品、有名な漫画家さん達がデザインに携わってるんです。
例えば、『名探偵コナン』の青山剛昌先生とか。
『おぼっちゃまくん』の小林よしのり先生とか。
『ミステリと言う勿れ』の田村由美先生とか。
ちなみに、幕末編が青山先生です。
主人公の“おぼろ丸”は通称“バーロー丸”でした(笑)
そして3つ目は、沢山の驚きが隠されている所。
1つ目とも繋がりますが、この作品、最初に選べる7人をクリアすると、8人目の主人公“中世編”が登場します。
“勇者”がさらわれた“姫”を助けるために“仲間”と共に“魔王”を倒しに行く、と言うストーリー。
むちゃくちゃ王道なんですが、途中から雲行きが怪しくなっていき……。
追い詰められる勇者、次々倒れていく仲間、そして衝撃のラスト、と怒涛の展開が繰り広げられます。
そして、この中世編が終わったかと思うと、そのまま“最終編”が始まります。
最終編は、ここまでの7人の主人公から1人を選んで、滅んでしまった“中世編”の舞台となる世界で、各編の主人公達が集合して“魔王”を倒しに行くのですよ。
そう、“7人”なんです。
“中世編”の主人公を選んだ場合は……とんでもない展開が待ってます。
一度はやってみて欲しいですけど。
個人的には、近未来編の主人公で最終編をプレイするのがお気に入りです。 ああ言う熱血キャラ、結構好きなんです。
そうやってラストダンジョンを進んでいき、苦労して魔王を倒すと、トドメを刺すかどうかの選択肢が出現。
この時にトドメを差さないと……結末がちょっと変化して、その後、各編の主人公達が、それぞれ元の世界に戻り、後日談が少しあって、本当のエンディングです。
最後に“魔王”が言う「誰しもが魔王になり得る。憎しみがある限り、いつの世も」って言葉が、もう、なんか、すごく深いのですよ。
スーファミのゲームとは思えない程のボリュームで、沢山の感動と、満足感を与えてくれます。
もし機会があれば、是非やってみて欲しい、そんなゲームです。
やっぱりこう言うの、楽しい(笑)
難点は、音楽とかと違って、ゲームだとネタバレとかが気になって、伝えにくい事かな(苦笑)