表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

星 『詩』

作者: むねこ

あぁ、私はとても醜い

暗闇を歩く私は、自分を知らずに歩く

言われるがままに生きて、自由に生きない

美しい色があるのに、この色をたやすく塗り替え、大勢の色に合わせる

そして本当の色を忘れる






私は夜が好きだ

この闇は私の姿を隠し、優しく寄り添ってくれる

促されるように上を見る


ー綺麗だー


夜空にある宝石達を見て、ため息が出るように言葉をこぼした

私に降りかかる全ての負をこの闇が優しく包み、上を見上げると輝きが勇気をくれる

しかしあまりに輝くこの宝石達は、自分達が美しいことを知っているように思えた

私は目を逸らし立ち止まる

水面に映る自分を見て、改めて輝きがないと痛感する

私は知っている

自身が輝きからの遠いことを、光を持っているのに全てを黒く塗り潰しているのを


ー私にも輝けるなにかをー


水面に映る夜空の宝石達はより一層に輝きを増したように見えた

堪らず抑えていた悲しみの色が溢れ出し、目からは星が落ちた

初めて自分の色を歌い、流れた星はどの宝石よりも輝きを放ち、闇の中に吸い込まれ消えていった

私は自分の中に星があることを知った

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ