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こんにちは、神様



 瞬きをすると、俺はさっきまでいた教会ではなく、何もない空間にいた。


「え?ここは……?」


 俺が突然のことで戸惑っていると、


「やあやあ、ウィルネラ=シークス君。こんにちは」


 声がする方を向くと、そこには俺よりも小さい男の子がいた。


「あなたは?」


「僕は君たちが神と呼ぶ存在。ウィル君、急に呼び出してすまないね。」


「いえ、大丈夫です……」


 この人が神様か。……本当にいたんだな。


「ウィル君、率直に言うよ。……本当にすまない!君が才能を持っていないのは僕のせいなんだ!」


 え?今、なんて?


「しっかり説明すると、この世の人間は生まれる時に才能を持って生まれる。誰がどの才能を持つか決めるのは僕なんだ。まあ、決めると言っても適当にだけどね」


 やっぱり才能は神様からの贈り物というのは本当だったんだ。でも、なんで俺には……。


「君にも才能をあげたつもりだったんだけど、何かの手違いで君に才能があげられてなかったんだ。それを知らぬまま今日まで……本当にすまない」


 とても律儀な謝罪に俺はびっくりした。たしかに俺は才能がないせいで、今まで辛い思いをしてきた。でも、今ここに呼ばれたということは俺にも才能がもらえるということでは?と考えると、とても嬉しかった。とうとう俺にも才能が……。


「いえ、大丈夫ですよ。ですが、今後こういうことはないようにしてくださいね」


「ああ、本当に気をつけるよ。……それと君には新しい才能を授けるよ。お詫びも兼ねて、特別に2つの才能をね」


(きたぁぁぁ!!!これで明日、まともに戦うことができる!今までバカにしてきた奴らを見返せる!)


 俺はとても喜んだ。あくまで心の中で。


「こっちに来て、膝をついてくれるかな」


 俺は言われた通りにする。すると、神様が俺の頭に手をかざして、何かの呪文を唱え始めた。


 そして呪文を唱え終えると、


「よし!もう終わったよ。これで君には2つの才能が宿った。でも、これはかなりの特例でね。君をあまり長くこの空間においておけないんだ。だから、才能の詳しい内容は君のポケットに入っている本で見てくれ。それじゃあ、武運を祈るよ、ウィル君」


「はい!本当にありがとうございました!」



 ウィル君、喜んでたな。才能を2つももらえて。


 少し考えれば分かると思うんだけどなー。手違いなんか起こるはずないって。


 まあ、今までの状況を鑑みれば仕方ないのかな。相当辛い思いをしてきたようだし。


 喜んでいられるのも今のうちだから、しっかり喜んでおくといいさ。


 精々頑張って使いこなせるようになってくれよ?

 君は特別なんだから。



 瞬きをすると、元いた教会に戻ってきていた。


 ポケットを確認すると、言ってた通り本が一冊入っていた。その本には『よく分かる!才能の使い方〜入門編〜』と書かれていた。


 俺は早速その本を開いて、自分に宿った才能を確認する。

……ちょっと待てよ?なんだ、この本。


本の内容はとても雑だった。



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