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 「なにをするって?」


 タイトは当然の質問をしたと思っていた。


 しかし、ハチは笑い、絵原は困り顔をしていた。


 俺ってそんなに可笑しなことを言ったのか?と疑問に思ていたタイト。


「シックスセンスを手に入れた人は、市役所へ行って、シックスセンス届を出す必要があるの。」


 絵原の発言によって、ここが[霊感市役所]であることを思い出した。


「そんなことをしなきゃいけないくらいシックスセンスを持ってる人がこの世の中にはいるってことなのか?」


「日本の人口の一割くらい…かしらね。」


 多っっ シックスセンス人口多っ


「でも、シックスセンスのことをちゃんと理解している人は殆どいないわ。でも霊感がある人は、ちゃんと届けを出しておいたら、いざってときに助けてくれるときもあってお得なのよ。」


「そうなのか。」


 そのいざって状態にだけにはなりたくないなぁ。


「こっちおいで」


ハチが奥の部屋へ手招きした。


 絵原は届けを出す手伝いをしてくれるらしい。


 クラスでは全然人と話そうとしないから、最初話かけられたときはどうしたものかと思っていたが、

こういう優しい子なんだなと、タイトの絵原を見る目がいつの間にか変わっていた。


 というか、手握られてからというもの、絵原の顔を見ると、なんだか緊張してしまう…。



 ツネを召喚紙に戻し2人で歩いて向かっているとき、あることに気づいた。


「なぁ、絵原。いたるところにいるあの死神達は退治しなくていいのか?」


 少し歩いただけで10人以上の死神とすれ違った。


 だが、尋ねてはいるものの、それは自分たちに害がないことはなんとなくわかっていた。だが、理由がわからない。だからタイトは絵原に尋ねた。


「あれは確かに死神てばなく、だけどただの幽霊よ。死んだ後、未練が残ったとか、自分が死んだかどうかもわからないとか、霊になる理由は色々あるのよ。死神と幽霊、どう区別するのか、久本くんはわからない?」


 タイトは首を横に振って、そのまま歩いた。


一目見たらすぐにわかる。それが“霊感”というものなのだろうか。




 

タイトと絵原はハチに付いて行くと…。


「広いなぁ」


学校の体育館くらいはあるだろうか。


何も置かれていない、ただっ広い空間に到着した。






「じゃあ、シックスセンスの能力検査をしようか。」




「久本タイトくん。あなたのシックスセンスは霊感とのことなので、ここで人工幽霊と戦っていただき、あなたの戦闘レベルを測定します。基準値を越えなかった場合、基準値を超えるまであなたの行動範囲を限定させてもらうことになります。頑張ってください。」




 そんなことを思っているうちに、目の前に人工幽霊が召喚された。



 

 ~戦闘開始~


 


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