はじめての潜入クエスト!
ユーカと別れた俺は広場に向かった。
盗賊のアジトへの潜入だ。
クエストを受けているとわざわざ東の森の石板を探さずとも街の広場からも転移できるらしい。
「転移!」
そう叫ぶと一瞬で森の中に移動した。
インスタンスエリア 盗賊の根城
森の中だ。
隠密を発動させゆっくりと歩いていく。
今回のクエストはこれだ。
ー 盗賊の根城から盗まれた金銀財宝を取り返せ! ー
この盗賊達には近隣の商人が多数被害にあっている。
可能であれば殲滅してほしいが盗賊どもは荷物を盾にするかもしれない。商人たちの荷物を出来る限りでいいので取り返して欲しい。(この盗賊たち、キングとの繋がりもあるかもしれないわbyゴメス)
つまりは根城に潜入して1人、また1人と闇に紛れて殺していけば良いのである。
ダンボールもパルクールもないが魔法盗賊としてやってやろうじゃないか。
俺はアサシンになってやる!
「お、あれが根城か。木造の陣地だな。簡単な砦ってやつか。丸太の壁だ」
さらに少し歩くと森が開ける。
太陽が俺と盗賊の根城である木造の陣地を照らしている。
闇に紛れるとは一体。
だがこれが大自然と中世ファンタジー世界をビンビンに感じさせてくれる。
素晴らしい!
「ここからどうするか。距離はかなり近いからな。まずは周りを探って入り方を探さないとな」
なんて考えていたら見張り台から矢が複数飛んできてそのうちのいくつかが俺に突き刺さりあっさりと死んだ。
気づくと俺は広場に立っていた。
ー2度目もインスタンスダンジョンで死亡したんですね!おめでとうございます。現状インスタンスエリアにおいては2度目以降のデスペナルティも免除されております! 存分にお楽しみください! ー
「チクショー! 良かった!」
煽りにイラッときたがデスペナルティがなかったのには安心した。
リボルバーを失くすところだった。
もう一度俺は盗賊の根城に転移した。
紛れる闇もないし、思っていたより敵の視野がしっかりしてやがる。
こう言うステルスミッションの敵って近視の敵兵ばかりじゃないのか!
量子コンピュータめ! 技術の進歩め!
今回の盗賊の根城潜入ミッションの相手はリアルな人間に近い相手だと思った方が良さそうだ。




