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第二ぷろろーぐ

あの日すべて壊れてしまった…ある少年はすべてあきらめ…ある少年は守るため…ある少年は罪悪感と戦い…また時は動きだす…



『ふう…日本かあ…裕矢と七海げんきかな?』


空港に降り立ったのは美少年いや美青年と形容していいすらっとした容姿の誠二がたっていた…


時は動きだす…希望へと…






キーンコーンカーンコーン

「ふい〜寝すぎたわ!腰いた〜!」


そこには高校三年生に成長した裕矢がねていた!もともとよかったガタイがさらにでかくなり野性味あふれた青年になった


「兄上〜かえっぞこの野郎!」


ガラガラガラ突然入ってきたこの美少女は不思議系二重人格少女七海だ!



帰り道ひさしぶりに桜公園にきている…


「そういえばな、あいつ帰ってくんねんて」


「えっ?だれなんだぃ?」


「誠二」


「はあっ!?なんでうちきいてへん!どっどないしよ!びっ美容院いかな!エステいかな!あと〜ねっネイルネイルサロン!?」


「落ち着け」


「ふあっうっはっはい…」


「ふふん…実はなもう後ろにいたりして!」


「うそこけ!ぼっとん便所に沈めんぞ」


『ただいま』



「うっさい!!今取り込み中じゃおどれも沈め…え?」



『ふふっ変わってないねえ久しぶり七海!裕矢!」



七・裕『だれや!?あんたみたいな男前知り合いにおらんわ!」



『なつかすぅぃっす!なんか日本に帰ってきがするわナイスユニゾン!でもひでえな俺だよ誠二だよ』



七・裕『まじで!?なんで!?背のびすぎやん!』


『しつけえよ!ほらペンダント!ドイツにいく前もらったろ?だから!ただいま!』


七・裕『誠゛二゛〜!!!がんちゃん!!゛』


七・裕『おかえり宿題奴隷〜!』



『いきなりかよ!!俺の感動を返せぇぇ!!』




笑えてるよしっ笑えてる!楽しい!またここでこの二人と!だけどまだ足りないおれは…おれはケリを付けるために帰って来たんだ!




「しかしまた…ごっつい男前になって帰ってきよったな…」


「(やばいやばいうちめっちゃ下品やったやんどないしょ〜)はう〜」


『んなことねぇよ!裕矢お前の方がよっぽど男前だな!うんまちげぇねぇ』


「嫌味か…はあ〜七海こいつ全然変わっとらん…安心せえまだ…鈍感チェリーや」


『はあ?なんだそりゃ!変わってねえのはおめえらじゃん…親友達よ!』



全『ぷっぶあっはははは』

七・裕『改めてお帰り誠二これからもよろしくっ!』

『ああ!ただいまだ!七海裕矢』




やさしくて強い誠二が帰ってきた。また絶望に呑まれてしまうのだろうか…それとも…

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