第一話
そして放課後…喫茶[桜]にて 『あのさ…朝言ってたことなんだけどな…
俺ドイツに行くんだ…』 裕
「はあっ!?嘘じゃ…ないみたいやな…」
七
「うそぉん!いいなあ〜何日間行くんだぃ?」
『いやわかんねぇ、むこうでそのままかもしれねぇし…出発は一ヵ月後春休み中なんだ…』 七
「そうかぃ…がんちゃん…行っちゃうんだ」
春
「……皆、なにしんみりしてんの!せいちゃんに二度と会えないわけじゃないんだから!そんな顔してたらだめじゃない!」
裕
「せやな!まあこのあほのことやからはるちゃーんゆうて泣いてすぐ帰ってきよるわ!」
七
「そうだねぃ、んじゃあと一ヵ月は遊びまくりでしょう、ズバリそうでしょう」
康
「ドイツか…」
『ありがと…俺絶対帰ってくるから!お前らと友達でほんどおに゛よ゛がぁっ゛た゛』 俺は泣いた…親が死んで以来だ こいつらと友達で本当によかった…
裕
「こいつマジ泣きや!ぎゃはははは!おい七海写メとれ!」
七
「アイサー!兄上これで一生うちらの宿題奴隷としてこき使うのだぁ」
前言撤回…もうこいつらやだ!
春
「そうねえ、ありだわ!」
いやなしだろ!かのじょだよねぇ?
康
「まあその辺にしとけ!このおチビちゃんは泣き虫だからまた泣くぞ?」
『うるせぃ!これからのびるんだよ!この…」
春
「はいはい!話はおわりかえんぜ!野郎どもぉ!」
康・誠
「はい…」
春
「あっあとせいちゃんあとであたしの家来てね」
『あっ…ああわかった』
康
「…」