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第二シーズン一話

喫茶〔桜〕




「しっかし、どないしたんや急に帰ってきて…友達おらんのか?」



「ちょっと兄上!ストレートすぎますよ!もっとソフトにいかないと泣き虫がんちゃん…発動しちゃいますわよ」



『いたよ!七海微妙に優しくなってるけど…なんか傷つくよ!心にぽっかり穴が開いたよ』


「(ななな…やってしもた〜優しくするつもりが〜あ〜うちのあほ〜)ごめんなさい…」


『?落ち込むなよ七海らしくねぇぞ?まあ本当の意味での友達ならおまえらしかいねぇけどな』


「そうだよねぃ!でもあんまり調子のんなよ宿題奴隷よ(くそ〜どっかに素直になれる薬ないやろか?)』


『ふふっやっぱり変わってないねえ…やっぱりその七海のほうが俺は好きだよ』


「(かぁぁぁぁ、ぼん)はうぅ」


『?』



「(鈍感チェリーめ)まあ冗談はさておき…どうした?」


『ああ…俺大学は日本のとこ受けようと思ってな…今日は桜東高校に転入手続きしにいってたんだよ!あとまあこっちにやり残したことがあってさ』



「あのゴミ共の事か…」


「なんで!?また辛い思いするかもしれないよ!うちはいやや!がんちゃんやめようや!」



『ありがとな!七海!裕矢!俺のために怒ってくれて…でもいやなんだよ…むこうだってきっと辛いんだよ…あいつは…きっと自分を責めてる…俺のせいで…』


「はあ!?あんなもん自業自得やんけお前の方がよっぽど傷ついたやろ…もうあんなおまえみたないねん」


『すまん…でも今は逃げてるだけなんだ…俺はやなんだよ…誰かが誰かを憎むのが…』



七・裕『はあ〜ぁ〜』



「負けたわやっぱりお前は誠二だよ!このお人好し!」


「(やっぱりすごいながんちゃん…)仕方ないのよねん…」


『うしっじゃあいまからいくか!』


七・裕『はあ!?』


『はあって…春菜んちだよ…きまってんじゃん』


(やっぱりお前には一生勝てんわ)







春菜の家



【ぴーんぽーん】


「はーいどちらさまかしら」


『ご無沙汰してます俺です誠二です』


がたんばたっきゅぅ〜すぽん…


全(すぽん?)


「せいちゃん!!」


ぎゅうぅぅぅ〜!


「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…うっうっ」


『あの?星菜さん?』



「こんなことしたってあなたにしたことが償えないってわかってるでも…でも」


『もういいんです…誰も悪くないんです…だから星菜さんが謝ることなんてないです!だから…ね?』


「あっ…あなたって子は…うっ…ひぐっ…でもこれだけは言わせて…お帰りなさい」


『ただいま星菜さん!それとこれ…』


「なに?あらあらあらあらあら」


誠二が渡したもの…ソーセージ♪


ばたばたきぃ〜ががが!どどどすぽん!


全(だからすぽんってなに?)


「おっおっおにいちゃ〜ん」


がしっぎゅうぅぅぅ!


全(でじゃぶ?)


佳菜子

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…うっうっ」


全(二回目はなんかな…)『はいはい…佳菜子ちゃん君は十分苦しんだよね…でもそれは…間違いなんだよ…君が苦しいと僕はもっと苦しいよ…だから笑って…お帰りなさいって言って」


佳菜子

「お゛っお゛おがえり゛な゛ざい゛〜゛」



『はいただいま』


星・佳・七『はぅあ〜』


裕矢(こいつ!おっおとしやがった!はっはっはっやっぱ!誠二だよ)


『春菜はいるかい?』


佳『おにいちゃん…私おねいちゃんにいっぱいひどいことしちゃったの…おにいちゃんの話聞いたらやっぱり…その…」


『その事についてはごめんおれに非がある…いつまでも先のばしにしてたからな…つらかったな…本当は俺が謝らなきゃいけないのに本当にごめんなさい」


全(一番辛いはずなのに)

裕矢

「お前が悪かったら…俺なんて地獄に何回落ちてるか…だからお前は笑ってみんなを救ってろこの!お人好し鈍感チェリー奴隷」

『はい…』



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