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短編1

作者: 三木拓矢


皆さんは人間失格と聞くと一体何を思いつくだろうか?

一般的に言えばやはり太宰治の『人間失格』であろう。

それ以外でも多分皆さんが己にそれぞれの考えがあると思う。

さて、ここでは私の考える人間失格について独り言を呟こう。


人間を失格するというのは人の道を外れた者、いわゆる外道を指した言葉であろう。

人として生きる意味も価値もない物。

しかしそれも人により三者三様の物の見方がある。

私は自分の様な人間を失格なのだと思う。

人を嫌い、人を近づけ。

意味を見つけず、理由を求め。

愛を知らず、恋を探し。

必然を捨て、偶然を拾い。

見えているのに、周りを見ず。

考えに、答えはなく。

ただ生きているだけ。

ただ活きているだけ。

生きているのに死んでいて、死んでいるのに活きている。

そんなどうしようもない矛盾を抱え。

心には初めから欠陥を持ち。

そのまま、毎日を日々を過ごしゆくだけ。


私は何も感じない。 私は何も考えない。 私は何も覚えない。 私は何も知らない。 私は何も思わない。

明日私が死ぬのなら私の命は明日まででいい。

別に死ぬことは恐怖ではないし、生きることは幸せではないから。

どうだっていい、なんだっていい。

何もしたくないし、何もされたくない。



私は人間失格であり人間失格の失格です。

あなたは私をどう思いますか?


ふと書きたくて書きました。


他には理由はありません。



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