表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。

"性交"

掲載日:2026/04/28

まだ顔を鷲掴みにされただけなのに、想像だけで脳が壊れてしまいそうだった




今日も授業は、出欠を取った後に抜けて居る


体育倉庫は良い

煙草も吸えるし、君とじゃれる事だって出来る

ただ、一般的な交わり方とは相当違うやり方では有ったが



「お前これ、本当好きだよな」


「───早くして」


会話は淡々として居るが、実際には二人とも躰が熱くなって居る


眼を閉じて待つ

掴まれた僕の頭が、したたかに壁に打ち付けられた


頭の中で、パステル色の絵の具が幾つも弾け飛ぶ

口から舌が真っ直ぐに吐き出され、唾液が口の端から溢れ落ちる

僕の視界は明確に君の手のひらと、指の隙間から除く体育倉庫を知覚して居る筈だったが、その反面、あらゆるものに対して焦点が合って居なかった


眼を細め、悦びに躰を引き攣らせる

視界が仰け反り、手脚が小刻みに震えた



息を深く、吐く

掴まれたままの頭を無理矢理引き寄せられるや否や、改めて後頭部が壁に叩き付けられた


小娘みたいな嬌声が小さく響く

それが自分の声なのだと気付いた時、顔が羞恥で熱病のように熱くなった


君が、僕を掴み直す

手の付け根が僕の眉間に当たる


これは『死んじゃうやつ』だった



「………あっ、あはっ……」


「やめっ………」



頭蓋骨の内側で、夜空を埋め尽くす花火みたいに意識が弾け飛ぶ


眼球が一瞬だけ真上を指したあと、激しい痛みと共にもとの位置へ帰って来る

四肢はおろか心身の総てに力が入らず、僕はぐったりと壁に躰を擦り付けながら床に崩れる



顔に、窓からの光が差す


きらきらして居るのが陽射しなのか幻なのか、僕には区別が付かなかった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ