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第二十一走「新たな試練が、待ち受けているみたいでした」

〇前回までのあらすじ

 ギルドへの借金返済のため、外界にある基地跡の調査及び修繕という長期依頼を完遂させたコニー。目標の期日ギリギリで長期依頼の報酬の一部を得て、必要な支払いを終えて返済も残り半分となった。残った返済を残り一月の間に稼ぐため新たな依頼に挑んだコニーだったが、結果は渋いものとなった。情けない結果に落ち込んだコニーだったが、次こそは満足のいく結果を出す事を誓った。しかしそんな意気込みを抱えていた所に、長期依頼の残りの報酬で残りの借金が完済出来る金額を手にして、ギルドの借金返済は思わぬ形で幕を下ろした。

「よっ……と!」

 街から随分離れた外界の森の奥地。朽木や大岩等の自然物に道を阻まれて動きにくい中、僕は軽快に飛び上がりながら森の中を進んでいた。

「……うーん、この辺にはないか」

 岩の隙間や木陰を凝視したり、草木をかき分けて周囲を探索しているけど、目的の物はなかなか見つからなかった。

藍団子あいだんごは見つかりにくいって聞いたけど、これだけ探しても見つからないなんて……」

 どれだけ探しても見つからず、僕は困りながらまた辺りを見回す。昨日から藍団子あいだんごという珍しい草の採取依頼を受けて探しているのだけど、未だに一つも見つけられずにいる。これまでにも一日では見つけられない様な採取依頼はあったけど、すでに今日もそろそろ日が暮れそうになっていて、このままだと今日も見つけられずに諦めなくちゃならない。

「……?」

 どうしたものかと困り果てていると、ふと森の奥深くから何かの気配を感じ取る。どうやら日が落ち始めて、夜目が利く魔物が動き始めたみたいだ。

「……仕方ない、今日はもう切り上げよう」

 帰るまでの時間を含めると、これ以上の探索は危険だろう。採取依頼の未了期間の自己記録を更新してしまう事にはなるけど、身の安全には変えられない。僕はまだ活発になっていない夜行性の魔物達に見つかる前に、颯爽と街へ向かって駆けて行った。


◇◇◇◇◇◇


「戻りましたー!」

「おっ、おかえりー」

 外界の森から帰還した僕は、ひとまず報告のためにギルドの冒険者窓口まで来た。僕が少し離れた場所から窓口に向かって手を振ると、受付嬢のクルシャさんがいつもの様に気だるそうな声で出迎えてくれる。

「すいません、今日も藍団子あいだんごは見つかりませんでした……」

「そっかー……まぁ、あれは数も少ないし暗い場所にしか生えてないから、見つけるのは相当難しいよねー」

 僕が申し訳なさそうに頭を下げていると、クルシャさんが仕方ないとばかりに笑いながら励ましてくれる。少し前なら依頼が上手くいかなくてもっと落ち込んでいたけど、今はそこまで失敗を引きずらずにまた頑張ろうと前向きに考えられる様になっている。

「それと……これは今日受けていた分です」

 そして今度は失敗したお詫びとばかりに、腰にぶら下げていた袋の束をカウンターに置いた。袋の中身は、藍団子あいだんごの依頼とは別に受けていた分の採取依頼の成果だ。

「あいよ、それじゃ確認するわね」

 クルシャさんは僕が受けていた依頼書を取り出して、袋を一つずつ開いて依頼書の内容をそれぞれ照らし合わせていく。すっかり見慣れた光景ではあるけど、いつ見てもその手際の良さは凄いと思っている。

「……うん、問題なし。今日もしっかりやってくれてるわね」

「あ、有難うございます……」

 唐突にクルシャさんから褒められてしまい、僕は面を食らって返事がおぼつかなくなる。クルシャさんにはよくからかわれる事が多いけど、最近はたまに不意打ちで褒めてくる事もあって、いざ褒められるとどう返したらいいのか迷ってしまう。

「それじゃ、これが今日の報酬ね」

 僕が恥ずかしさに俯いている内に、清算を終えたクルシャさんが今日の報酬をカウンターに出していた。奇麗に積まれた硬貨の山を見ると、ざっと見て3000リールは下らない額だ。

「有難うございます!」

 僕はいつもの様にお礼を言いながら、受け皿に乗った硬貨を拾い上げて財布に仕舞う。今日は藍団子あいだんごの依頼で時間を使ったので少ない報酬だけど、それでもGランクの時よりは十分稼げている。ただ今は借金もないので、何か目的を持って稼いでいるという訳ではなく、日々の生活のためと今後何かあった時のための貯蓄として稼いでいる感じだ。

「……あんたさ、そろそろ昇格とか考えたりしないの?」

「えっ……?」

 僕が報酬を受け取っているのを何となく眺めていたクルシャさんから、何の前触れもなくそんな疑問が飛んで来た。あまりに突然聞かれたので、僕もどう返事をしたらいいのか分からなかった。確かにFランクになってから随分経っていて、Fランク依頼もそれなりにこなしていて実力も十分ついてきているとは自分でも思う。ギルドの借金返済ももう一月くらい前に終わっているから、貯蓄もそこそこ貯まっている。僕もずっとFランクに留まっている気がある訳じゃなく、目指せるなら今からでもEランクへの昇格を目指したい。

「……クルシャさんも知っているでしょ? 僕にはまだ、討伐依頼なんて出来ませんよ……」

「そう……」

 しかしEランクへ昇格するためには、最低一つは討伐依頼を成功させる必要がある。討伐依頼なので勿論魔物を倒す必要があるのだけど、未だに戦闘に使えるスキルを持たない僕に出来るとは到底思えない。先月もギルドの登録情報更新のために、鑑定で自分のスキルが増えているか確認したけど、戦闘に関するスキルは一切習得していなかった。クルシャさんもギルドの受付嬢だから、僕が戦闘スキルを持ってない事は承知済みのはずだけど、どうして今になってそんな事を言ったりしたんだろう。

「……実は、そろそろこの街が騒がしい事になるのよね」

「騒がしい事……?」

 特に疑問を口にした訳じゃなかったけど、僕の気持ちを察したのかクルシャさんから続けて話題が飛び出して来た。何やら掴み所のない内容だけど、クルシャさんの表情は真剣そのものなので、冗談を言っている訳ではなさそうだ。

「明後日には詳しい説明が出来るんだけど、とりあえずこの街に良くない事が起きてるんだよね。この街の冒険者にも色々と説明が必要だから、あんたも明後日はギルドに顔出してね。一応、予定も空けてね」

「は、はぁ……」

 結局何の事かは分からなかったけど、明後日にはちゃんと教えてくれると聞いて、釈然とはしないけどひとまず納得する事にした。良くない事というふわっとした表現に、どれだけの心構えがいるのか分からないのが不安だけど、それも時を待つしかなさそうだ。明後日は特に決まった予定もないし、普段は日が暮れて外界から帰って来た時にしかギルドに来ていなかったから、久しぶりに朝からギルドに挨拶しようかな。

「……それで、クルシャさんは僕にEランクになって欲しいんですか?」

 明後日の事は少し気になるけど、これ以上話を広げられそうもなかったので、僕は昇格の話に戻る事にした。

「いやぁ、なって欲しいというか……まだなってないのが不思議だな~っていうか? それに明後日の事を考えると、討伐依頼が出来ていた方がいいかも、とか思ったりして……」

「そ、そうなんですか……」

 明後日の事が何なのか分からない僕は、クルシャの話に乗っかりきれずに微妙な相槌を打つ。でも戦闘スキルを持たない僕が昇格出来ると思っているなんて、クルシャさんは僕の事を買い被り過ぎな気がする。

「まぁ、今から昇格目指しても、手続きに時間が掛かって明後日には間に合わないけどね」

「そうですか……って、それじゃ何でこんな(はなし)したんですか!?」

 昇格の話をしていたはずなのに、結局はただからかわれていただけみたいだ。さっきまで真剣な雰囲気で話していたのが、何だか馬鹿らしく感じてしまう。

「そういう事だから、明後日よろしくねー」

「は、はい……」

 またクルシャさんに振り回されてしまい、どっと脱力感と疲労感がのし掛かってくる。でも明後日何かあるのは本当みたいだから、話が全部無駄だったという訳ではなかった。というより、実は明後日の事を話すためにこんな回りくどい事をしたのかもしれない。あまり考えられない事だけど、謎の空気感があるクルシャさんならやってもおかしくない。

「それじゃ、また来ますね……」

「じゃねー」

 何やら不穏な話を聞いて悶々としながらギルドを後にする僕に対して、クルシャさんは何事もなかったかの様に普段通り手を振って僕を見送った。あれだけ人を振り回しておいて、クルシャさんには一切悪びれたりだとかする気配がないから、わざとやっているのか無意識にやっているのかたまに分からなくなる。でも悪戯に不安を煽る人じゃないから、明後日の事は本当に心していた方がいいかもしれない。


◇◇◇◇◇◇


「……と、そんな話があったんです」

「そうですか、そんな事が……」

 クルシャさんの話が気になったまま翌日を迎えた僕は、護衛依頼でグルタさんと一緒に部屋で休憩している時に、いつもの雑談と同じ様にグルタさんに話してみた。グルタさんは元冒険者で今の僕よりも経験豊富だし、冒険者だった時にクルシャさんと面識もあると聞いていたので、何か分かる事がないかと思ったのだ。

「そうですね……確かな事は言えませんが、おそらく緊急任務ではないでしょうか?」

「緊急……任務?」

「はい。本来冒険者はギルドが外部から請け負ったあらゆる依頼を、自由に受ける権利があります。ですが任務は、外部からではなくギルドが直接冒険者に要請するもので、可能な限り冒険者は参加する義務があります。治安維持や外界の調和と任務内容は様々ですが、多くの場合大規模な災害や人的被害を未然に防ぐための重要な仕事を任されます。その中でも文字通り、性急な対応が求められる緊急任務は、その重要性から腕利きの冒険者を各所から募って行われる場合がほとんどです」

「そ、それでクルシャさんは騒がしくなるなんて事を……」

 グルタさんの話を一通り聞いた感じ、緊急任務があるというのはあながち的外れでもなさそうだ。平穏なこの街に何か危険が迫っているとなったらただ事では済まないかもしれない。さらに自由が売りの冒険者が大勢やって来るとなったら、騒がしいという言葉では片付かない事態になりそうだ。しかしあの時のクルシャさんは、まるで冗談でも言うかの様に何気なく話していたから、そんな危うい雰囲気は一切感じられなかったけど。

「わざわざ受付嬢から冒険者に招集をかけるなんて稀ですから、何かしらの任務があるのは覚悟した方がいいですよ。よく傍若無人に見られるクルシャさんですが、受付嬢としては優秀な方ですから、下手な用で呼び出したりはしないはずですから」

 クルシャさんの事を話すグルタさんは、何処か懐かしむ様に遠い目をしていた。冒険者を辞めて教会に勤める様になってから、ギルドには全く足が向いてないと前に言ってから、クルシャさんとも顔を合わせてないのだろう。

「……はい、それは僕もよく知っています」

 クルシャさんには初めて会った頃から散々からかわれているけど、それもクルシャさんなりに冒険者を気遣った接し方だと分かってからは、クルシャさんがどれだけ優秀な受付嬢だったかが分かる。魔物が蔓延る外界で常に危険と隣り合わせの生活になる僕や他の冒険者達にとって、クルシャさんとの独特なやり取りは心の救いになっている。

「ふふっ……その様子ですと、彼女も相変わらず元気でいるみたいですね」

 おそらく僕よりもクルシャさんとの付き合いが長いグルタさんは、僕がクルシャさんの事を話す様子を見ただけで何となく察してしまったみたいだ。

「……ですが、まさかコニーさんがギルドから呼び出しを受けるなんて……。まだFランクのコニーさんが高難易度の緊急任務に関わる事はないとは思いますが、この街の冒険者は発展が進んだ大都市と違ってそこまで腕の立つ人材が多くはありませんから、間接的に協力を求められる場合はあるかもしれません。近頃は外界の様子もあまり穏やかではありませんから、コニーさんも気を付けて下さいね」

 クルシャさんの話題で穏やかな空気になったのも束の間、今度は不安そうな表情でグルタさんがこちらを見つめて来る。緊急任務がどれだけ危険なものか知らないけど、グルタさんが僕に心配を掛けて来るくらいには危ないらしい。

「はい、勿論です!」

 特に根拠がある訳ではなかったけど、これ以上グルタさんが不安に思わない様に努めて自身たっぷりに胸を張る。まだ頼りないかもしれないけど、以前の様に無鉄砲に危険に足を突っ込む様な真似はしないし、万が一危険が迫ったとしても無事でいられる様に努力するつもりだ。だからこそ特に根拠がなくても、自信だけはしっかりと持っていようと思った。

「グルタさんだって、未だにごろつき達が姿を現さないからって、油断しちゃ駄目ですからね! 最後に姿を見せてから随分経ちましたけど、いつまた現れるかなんて分からないんですから!」

 さらに僕はグルタさんの不安を払拭しようと、心配されたお返しとばかりにわざと大袈裟に捲し立てる。最後にごろつき達が姿を現してからもう一月以上は経っているけど、捕まえた訳でもないし諦めたかなんて分からない。だからこそこうして僕も、頻繁に護衛依頼を受けて万全を期している。襲われてない事は喜ぶべきなんだろうけど、ごろつき達の音沙汰がないとこちらも出来る事がないので、あまりの進展のなさに最近は少しもどかしさを感じている。

「そうですね……頼りにしていますよ、コニーさん」

「は、はい……期待に応えられる様に頑張ります」

 しかしさらにお返しでグルタさんからあまりに真っ直ぐな期待をされてしまい、僕は少し自信が揺らいでしまいそうになる。正直今の僕ではまだごろつき達に太刀打ち出来る実力はないと思うから、どこまでグルタさんの期待に応えられるか分からないけど、立派な冒険者を目指す上でもこの護衛依頼はしっかりと完遂させると決めている。

「それでは……そろそろ休憩は終わりにして、もう一仕事しましょうか」

「はい!」

 先に椅子から腰を上げたグルタさにに続いて、僕もすくっと立ち上がってグルタさんと一緒に部屋を出て、護衛のついでにやっていたグルタさんの清掃作業の手伝いを再開するのだった。


◇◇◇◇◇◇


「ふぅ~……」

 そしてさらに翌日の朝、ついにクルシャさんから言われていた日がやって来た。僕はギルドの入り口の前で、久しぶりに緊張して扉を開けるのを躊躇っていた。クルシャさんに一昨日あれだけ念を押されていたから、おそらく今日この扉を開けて中に入ったら、いつもとは違う景色が見えるのは明らかだ。それに昨日はグルタさんから聞いた緊急任務の話も相まって、力を込めて握った手に汗の蒸れた感触が伝わって来る。

「……よし!」

 少し扉の前で心の準備をしてから、僕は震えそうになる手で扉の取っ手に手を掛けた。いつもは何気なく開いていたはずの扉が、今日はやけに重たく感じる。

「……!」

 扉を開けて入ったギルドの中は、思っていた以上に普段とは雰囲気が異なっていた。いつもはちらほらいた冒険者以外の一般職の人達が全く見られず、ギルド内は冒険者らしき格好の人達で溢れていた。それに冒険者の多くに見慣れない顔の人達がいて、中にはこの街には不釣り合いなほど腕利きに見える冒険者もちらほら見えた。冒険者の中には屈強な身体の大男や、聡明そうな魔術師らしき人、身の丈ほどの大剣を背負った剣士、僕よりも身軽で速そうな人、偉そうな髭を蓄えた豪快な人等、個性に富んだ冒険者が沢山いた。この見慣れない冒険者達が、グルタさんの言っていた緊急任務で招集された他所の冒険者なのだろうか。

「……ん?」

「……あぁ?」

「……」

 僕が驚いて入口の前に突っ立っていると、僕が入って来たのに気付いた冒険者達が一斉にこちらへ視線を向ける。鬱陶しそうにこちらを睨む人、奇異な視線を向ける人、ただ人が入って来たから見ただけの人、様々な視線が僕に向けられる。

「うっ……」

 あまりに多くの視線を受けて、僕は今にもこの場から逃げ出しそうになっていた。しかし数々の腕利きの冒険者達の威圧感を前に、その隙のない視線から逃げる事が敵わないと瞬間的に察して、一歩も動けなくなってしまった。

「おっ、コニー。君も来てたのか」

 僕がどうしたらいいのか分からず硬直していると、聞き覚えのある声を掛けながら近寄って来る人影が見えた。

「ガウンさん!」

 声に振り返って見ると、そこには顔なじみで熟練冒険者のガウンさんがいた。見知った顔を見て安心した僕は、声を掛けてくれたガウンさんへと駆け寄っていく。ガウンさんのおかげで、どうしようもなく緊張した状況から脱する事が出来た。

「まさかまだFランクのコニーが来るとは思わなかったよ」

「……ガウンさんは、今日ここに集められた理由を知っているんですか?」

 話し方からしてガウンさんは今日の事情を知っていそうだったので、気になった僕はこっそり聞いてみた。一応グルタさんから聞いていた話があるけど、ここではっきりと聞けるのなら聞いておきたい。

「あぁ、何となくだけどね。これでも毎日外界の巡回をしているから、この辺りの異変はそれなりには察知しているよ。でも詳しい事までは分からないから、これから説明されるのを待っているんだよ」

「これから説明って、一体どんな……」

 話の続きが気になってガウンさんに立て続けに質問しようとした所で、ギルドの奥が少し騒がしくなる。何かあったのかと思ってそちらに視線を移すと、いつの間にか窓口の前に建てられていた壇上に身なりの整った人が立っていた。

「冒険者諸君、よく集まってくれた! 私はこの街のギルド支部長を務める、サイダラだ」

 壇上で注目を一身に集めたサイダラという人は、どうやらこのギルドの偉い人みたいだ。何度もギルドを出入りしているはずなのに、サイダラさんの顔を今日初めて見た。普段はギルドの何処にいるのだろう。

「君達の様な優秀な冒険者を集めたのは他でもない。いずれこの街の脅威となり得る存在を排除するため、君達へ任務を与えるためだ!」

「……っ!」

 任務という言葉を聞いて、僕はつい反応して声を上げそうになる。やはり事前にグルタさんから聞いていた通り、ギルドから何かの任務があるみたいだ。

「ではこれから説明しよう、今回の任務『正体不明の魔獣討伐』について!」

 サイダラさんは高らかに声を上げて、僕達冒険者に向けて宣言した。こうして、僕にとってとても長い様で短い様な、初めての任務が始まるのだった。

〇おまけ「任務について」

 ギルドに早期解決の望ましい案件が発生した場合、ギルドは冒険者に対して任務という形で協力要請を出す事が出来る。任務は冒険者であれば止むを得ない事情か、案件を解決する能力がない限り原則参加となる。参加した冒険者はギルド側の指示の下、案件の解決を最優先として行動する事になる。

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