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キリエ「よっしゃ、放課後だ~。チヨ~、あそぼ~」
チヨ「うるさい、いま課題をやっているの」
キリエ「課題なんて授業中にやりなよ、なんのための授業時間だと思っているの?」
チヨ「授業を受ける時間でしょ」
キリエ「違うだろ、課題を終わらせるための時間でしょ」
チヨ「それはあんただけでしょ。あんたは勉強できるからいいけど、私はしっかりと予習復習を繰り返さないと出来ないタイプなの」
キリエ「非効率だね~」
チヨ「うるさい、これが私なの」
キリエ「私は教科書なんて見たことないけどね~」
チヨ「そんなことを言うから友達が出来ないのよ」
キリエ「にゃはは、アタシ達友達でしょ?」
チヨ「え」
キリエ「え、何その反応」
チヨ「いつから友達と思っていたの、こわ~」
キリエ「おいやめろ、冗談でもそんなこと聞くと心臓に悪いんだよ」
チヨ「はいはい、もう少しで終わるから待っていて」
キリエ「今日はゲーセン行こうよ。確か新しいゲームが出来たとかそんな感じ」
チヨ「そんな感じってなんだよ、あやふやだな」
キリエ「っせーな、黙ってアタシについてこい」
チヨ「ついていった先が地獄だろうね」
キリエ「あ?」
チヨ「は?」
キリエ「ほら、早くそれ鞄に入れていくぞ~」
チヨ「ちょ、ちょっと待ってよ~」
キリエ「うおおおおお!」
チヨ「廊下を走るな」