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荒春〜あらはる〜  作者: 夏冬 春秋(かとう はるあき)
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1-4 二ノ宮は辛辣

 クラスメイトによる2回目のお見舞いは、メンバーを入れ替えて行われた。クラス委員の男女1名ずつが、自分の仲の良いメンバー1名を連れて行くという布陣だ。

 前回、もう来なくていいと言われたメンバーは葛藤を覚えつつも、第2陣の健闘を祈る側になったようだ。内心では、自分たちと同じような目に遭って欲しいとさえ願っているに違いない。


 そして翌朝の教室の空気は、第1陣の願いが叶ったかのようだった。

『わざわざ、私なんかに会いに来なくていい!』

というのが最後のセリフだったらしく、さすがに全員が全員呆れて早々に病室を出て行ったらしい。

『せっかく、行ってあげたのに。』

などと、若干の本心を吐き出すのもどうかとは思うが、それにしても辛辣な態度をとるもんだな。二ノ宮の奴。

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