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荒春〜あらはる〜  作者: 夏冬 春秋(かとう はるあき)
1/14

1-1 彼女の名前は、二ノ宮

ありふれた日々の生活の中で、ちょっとココロにときめきを。

好きでもないクラスメイトの女子が死にそう


だからって、俺が何かをする訳ない。その必要も無い。 

 悲しんだり、心配になるのは、仲の良い人間がすればいいじゃないか。クラスの中心人物だった彼女のことだから、実際にみんなが揃いも揃って口にしている。教室の空気はそれに支配されていて、居心地が悪いったらない。

 まあ、彼女—二ノ宮凛花(にのみや りんか)–が学校帰りの道で左折してきたトラックに轢かれ、救急車で病院に運ばれたことに対しては、不運だったなとは思うけど。


「帰りに病院にお見舞いに行こうよ。」

 はいはい、仲良しさん達は、行ってらっしゃい。

「お花買って持って行こうよ。」

まあ、定番だよな。まさか、クラス全員で金を出し合おうなんて言わないよな。こっちは小遣いギリギリ生活民なんだから、そんな出費に構ってなんかやれねえんだよ。

 幸いな事に、仲の良いメンバーがお見舞いに行く流れになってくれ、俺の心配は杞憂なものになった。

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