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NO3  ステータス開示

誤字・脱字改稿2019/8/4済み

~勝手に召喚された"なろう小説家"~

ペンは剣より強し  

        3  投稿


ステータス開示

     



リビングには、すでに皆が集まっている。カイル、レイ、エル、ミルだ。

朝食後の話し合いのが終わり、俺のステータスを皆に見せる為に集まってもらった。


カイルは皆の顔を見回しながら話始めた。

「では、今後の事が大まかに決まったので皆にも話をしておきたい。細かい事についてはその都度微調整をしていくと思う。あと、正一君の希望でステータスの開示もする。」


少し心配そうに、エルが話かけてきた。心配と申し訳なさそうな感じで複雑な顔つきだ。

「あの、セーイチさんは大丈夫なんですか?自分のステータスは生命線と言っても過言ではありませんよ。カイルに少し聞いたらユニークスキルも持ってるそうですし...」

「...あぁ、大丈夫だ。その事についてはカイルとレイには話してある。それに、まずは俺のステータスを知ってもらった方が教える方にとってもいいだろ?」



「そっ、それは、そうですが..」

「まぁ、いいじゃない!見せてくれるっていってるんだし!正直、あたしは気になってるしね!」

「ミルは、素直に言い過ぎです。もう少しセーイチさんの事を気にして下さい。」

「遅かれ早かれステータス開示はしてもらうように頼んだんだしいいじゃん!それに、皆も気になってるでしょ?」

正一は、ミルの見ながらこんな風に思っていた。だいぶオープンな性格だと。

(歯に衣着せぬ物言い。俺としては嫌いじゃないが好きになるタイプでもない...それに遅かれ早かれステータス開示はしていたと思うしな...)



「僕も気になるなぁ~、特にユニークスキルがね。どんなスキルなんだろうね?」

「皆、いいかな?話を再開する。正一君には当面、身体能力の強化及び僕達の知りうる限りの知識を覚えてもらう。最終的にはここにいる僕達の実力を越えてもらう事を目標にする。皆もそのつもりて正一君の力になって欲しい。戦闘面では、僕が受け持つ。魔法面ではレイに担当してもらう。ミルとエルには知識面とその他を頼みたい。」

カイルが皆の顔を見ながら説明していく。


「はい、わかりましたわ。」

「あたしも、オーケーよ!」

「僕もそれでいいよー。」

「正一君も、改めて聞くけどそれでいいか?」

「...あぁ、それでいい...」

正一は、特に何を思うわけもなく返事をした。



「では、教え方は各自の判断に任せる。教える時間はローテーションが基本となる。午前は僕が、午後はミルとエルが。翌日の午前はレイが、午後はミルとエルが。そしてまた僕からとなる。基礎ができるまではこれでいく。その後はまた話をしてから決めていく事になるだろ。臨機応変に頼む。」



待ってました!と、言わんばかりにミルが声高々に話始める。

「さてと、じゃステータス開示ね!レイが言ってたユニークスキルにも興味あるわね!」

「ミルったら、真剣な雰囲気が台無しです...」

「しょうがないじゃない!セーイチのユニークスキルが気になるんだから!」

「はは...エルは相変わらずだねー。まぁ、気になるの僕も一緒だけどねー。」



いよいよ正一のステータス開示が始まる。


正一は、心の中で思う。

(能力的には特筆するところはないが、問題はスキルとユニークスキルだな。スキルに関しては何も書かれてないしユニークスキルは、少し理解に苦しむ内容だったからな)


正一は、皆を見ながら思っていた事を話す。

「..じゃ、ステータスを見てもらっていいか?俺が特に気にしているのはスキルとユニークスキルだ。多少、ファンタジーに知識があるといっても想像でしかないからな。皆の意見を聞きたい...」

「えぇ、まかせなさい!賢人と言われているあたしにね!」



「いやいや、ミル..もう少し違う言い方がいいんじゃない?いくらミルでもねー...」

「なによ!レイ!なんか文句あるの?賢人の名は伊達じゃないのはあなただって知ってるでしょ!」

「いや、まぁ知ってるけどー...流石にこの世界じゃない異世界人のスキルだし。僕達も異世界人だけど僕達以外の異世界人のスキル見たことないでしょ?」

「まぁまぁ、レイもミルも話はセーイチさんのステータスを見てからにしましょう。ねっ!」



エルが、ミルとレイを優しく落ち着かせながらカイルが話を進める。

「そうだな。僕も興味がないと言えば嘘になる。正一君のステータスをみたいと思っている。もちろん、僕達のステータスが見たいなら開示ももちろんする。」

「..あぁ、まぁその話はあとでな。ステータス開示するぞ。......(ステータスオープン..さらに表示)」


俺は、皆が見えるようにステータスを開示した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


名前  セイイチ・シンノジ

性別  男

種族  人族


レベル 1

生命力 150/150

魔力  80/80

ATX  F+(0/1000)

DEF  F(0/1000)

AGL  E(0/1000)

INT  D(0/1000)

DEX  D(0/1000)

スキル 【】【】【】

ユニークスキル ペンは剣より強し(ソフィア・ベゲ)


称号



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー




「........」

「........」

「........」

「........」



正一は、皆を見ながら思っていた。

(4者4様のさまざまな反応だ。

カイルは、まぁそんなに変化ないな。いつもと変わらないが顔つきや目線は真剣だな。

レイは、顔つきは真剣だが疑問と興奮が混ざったような感じだな。

エルは、手を口許にあてて何か恥ずかしいものでも見てるみたいな感じだな。

ミルは、かなり釘付けだな。顔も若干赤いしかなり興奮してるのか。)



それから数分後、正一は皆に声をかける。



「皆、いいか?」

「あぁ、ありがとう正一君。」

「えぇ、なかなか興味深かったわ!」

「そうだね~、ありがとう。」

「そうね、ありがとうセーイチさん。」

ステータスはとりあえずそのままで皆の意見を聞き始める。



「...それで、何か思うことはあったか?」

正一が問いかけると、早速ミルが話始める。



「あたしから、言うわ!まずは、能力値は普通の範囲ね。若干、INTとDEXが高いけど見るべきところはスキルね。なぜ表示が1つもないの?赤ちゃんや幼い子供なら分かるけど、異世界人の召喚よ。最低でも1つぐらいは何かしらのスキルがあっていいはずよ!」



「...その口ぶりからするとやはり、異世界からの転移、召喚された者にはスキルが付いてる見たいに聞こえるな...」

「えぇ、実際にはあたし達4人しか知らないから例えは弱いけど、あたし達が召喚された時スキルはあったわ!具体的には、後で説明するけど1つも無いってのは腑に落ちないわ!」



「....なるほどな...じゃ、やはりユニークスキルが関係してるのか?...その疑問の解消になるかわからないがユニークスキルの説明を表示するから見てくれるか?」

正一は、ユニークスキルを触り表示した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ユニークスキル

ペンは剣より強し(ソフィア・ベゲ)

ステータスにスキルを書き込む事が可能。書き込むのに魔力が必要。

書き込んだスキルは最低取得レベルとなる。

なお、ソフィア・ベゲによる承諾も必要になる。本人またはソフィア・ベゲにない知識は書き込めない。

ソフィア・ベゲは古θπψτωρμ!#?


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


正一のユニークスキルの説明欄を見ながら皆は驚きながらも話し始めた。

「....なるほどね!また、何とも言いがたいユニークスキルね!」

「これは、驚いたね~」

「この様な特殊なユニークスキルは初めて見ましたわ!。」

「これは、大分特殊だな。正一君は元の世界では物書きだと言っていたね。それに由来するのか?」



正一は、驚き話してる皆に話を進めてもらう為に問いかけた。

「...で、どうなんだ?俺の考えじゃこのユニークスキルを発動? 使用? すると何かしら分かると思ってるんだが?」

「...そうね...見た感じだと使用した瞬間に攻撃もしくはなんらかの危害を加えるような感じはしないわね!」



「そうだね~、説明通りならこのユニークスキルを使用するとスキルを取得できる様だね。」

「危ない感じは伝わってきませんわね。」

「あぁ、それにソフィア・ベゲ? なるもの何かは分からないが使用者とお互いの双方の許可が必要らしいな。即発動型では無いのは確かだな。」



「...じゃ、使用しても危害が即でるような事は少ないとみていいのか?」

「えぇ、そのはずよ!ただ、ユニークスキルには間違いないから十分に気をつける必要はあるわね!ユニークスキルは、個人特有で持ってる人も極少数よ。すべてが無害とは言わないわ!」


正一は、皆の見解を聞き腕を組みながら思案にふける。


(...ユニークスキルか...皆の意見を聞いても予測の域は出ないか...一抹の不安が残るが自分の能力を知らないと何にもできないからな。それに、俺には何となくだが、危険なものじゃない予感はしている。正直、発動はしてみたいし、ワクワクしているのは自分でもわかる。強く望んだ訳じゃないが異世界召喚という、非現実な事が起こり魔法が使える世界に来たんだ。ファンタジー小説家なら1度は夢に見た事が目の前で起こってるんだ。ワクワクしない訳がない。...それに、皆の顔をみてもかなり興味を持ってるのがわかるしな...若干1名俺よりやる気になってるヤツもいるしな...ここは、流れに乗るべきだな...)


「セーイチ!何をそんなに考えてるのよ!ユニークスキルを使うわよ!使わなきゃ何も分からないんだから!」

若干1名のテンションが上がりまくりだ。と、正一は思った。



「考えすぎても何も進まないのは一理あるな。...ある程度の安全処置は、施せるだろう。どうかな、やってみるか正一君?」

カイルが思案している正一に話しかけてくる。


「....そうだな、俺としてユニークスキルを知りたいと思ってる。協力してもらえるか?」

「ああ、もちろんだ。」

「話はきまったわね!外に出て準備するわよ!ワクワクするわね!早くいきましょ!」

真っ先に部屋を出ていくミル。


「ミルったらもぅ!待ちなさい、ミルー!」

「いやぁ、たのしいねぇ!」

「...はぁ、少しは落ち着いて行動できないのか。」

正一は、皆のあとを付いていく。






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