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一字一円で恋をする  作者: ドーナツ
9/13

1043字でエレクトリーガイダンス!!!

連絡先を手に入れるべく、あれこれ、かれこれと考えた。

しかし。。。一転して現実の場を変えることのできないほど、内気な私にとって、現実と考えのギャップがどうしてもついてまわり、どうしてか、どうしてか。。。手に入れるこができない。

「助手よ・・・」

「泣かないでくださいよ」

「わかっているよ。。。だけどな・・・」

「なんですか、泣き言もダメです」

助手のなき目を見るいいっぷりにさらに涙がこぼれそうになったが、しかしそこは彼の辛辣な態度から、やはり泣くべきではなく、前を向いて次に行くのだと思えた。

「わかった、私はこれから、電車であった子にアドレスを聞くよ」

「わかりました、頑張ってください」

そもそも私は作家であるため、どこへも

通っていないのだ、この前提条件からして、この判断は妥当であろう。

「ではいってらっしゃい」

「ああいってくる」

私は玄関を出て、清水川の流域をひそひそと歩きながら、田園都市線にのった。

ガタゴトと列車は揺れた、しかし気づいた、、、若い子がいないと・・・

「ダメだ、やはり田舎暮らしである私が、パラゴニズム型人口過疎化現象にある、ここ歌川町で一人の乙女を見つけるのは難しいことだったか」

「あの・・・?」

そんな諦めに自身を淘汰し続けている時、突如として彼女は現れた。

「きみは!!!」

私はハッとして振り返る。

そこには・・・・

「助手か」

なんとひねりもない助手がいた。

「なぜ君がここに、笑いに来たのか」

「いえ、先生がお困りのようだったので、つい乙女心で声をかけてしまいました」

「なんだ、君に乙女心があったなんて初耳なのだが」

「いえいえ、私にはれっきとした乙女心がありますよ」

「どういうのだ、まさか惑わす乙女心じゃないよな」

「いえ、先生を寵愛するという乙女心があります」

「それ誉め言葉になってないからきよつけるように」

「へへ?」

助手の突如としての乙女チックハランアタックに私は一瞬として言葉を失ってはいたが、しかし長いこと一緒にいたせいもあって、かいがいしく見れなかった。

という俗物にも満たない話は置き。本題が始まった。

「君はどんな助け舟をくれるつもりだ、まさかハランアタックで終わりとか言うなよ」

「先生、緑の電話というのをご存知ですか?」

「あれだろ、公衆電話のことだろ」

「はい、そうです、実はそこに出町系というのがあるんです」

「それあきらかにアウトな響きなのだが、いいのか?」

「大丈夫です」

私は出町系に電話するため、公衆電話へ行くことになった。

次週・・・出町系とは果たして何か!?乞うご期待!!!

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