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一字一円で恋をする  作者: ドーナツ
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973字でエラーエクスキュート!!!

うぼうと宣告されてから、数日のこと。

うぼうの意味をところどころで聞きながら、やはり恋という本筋が進まない日常生活に不満というか、不足を感じていた。

「助手よ、結局私はどうすればいいんだ」

「また振出しにもどりましたね、朝起きるたびにすべてを忘れているのですか先生は?」

「そんなわけあるか、私だって昨日の延長線上に今があることくらいはわかっている、だから朝そうそう、こんな陰気な言葉を話したんじゃないか、記憶がなくっていたら、きっともっとハピネスなことを言っているよ」

「そうなんです?」

「ああ、ためしに記憶がなくった程で今日の出だしを飾るなら、こうだ・・・”ハローニューワルド”」

「なんですかそれは・・・なんのひねりもないじゃないですか」

そんなどうでもいい日々をただどうでもよく、過ごしていた。

「先生!!!締め切りがありますからね忘れないでくださいよ」

「そうなのか・・・」

うだるようなだるさのなか、まさかの締め切りがあることに、もうこれは絶望というか、困窮のふちにいるようで、なんともなんとも、自羅列になっていく。

「私は恋がしたいのであって、締め切りは二の次なんだ」

「この時期を逃したら終わりですよ・・・」

「どういうことだそれは!!!!」

「いいですか、今回の文学大賞には一生の保証がついているんです、当てるだけで、一生暮らせるだけの地位がもらえます」

「なんだと・・・夢のような話過ぎて、不覚にも迷う」

「どうします?一生か恋か?」

「むろん両方とるというのが私の寸法だよ」

「なるほど、強欲な意見ではありますが、それくらいの気概がなければ、今は輝きませんね」

「ああ、それじゃ、筆を執る、そしてメールも送る」

「わかりました、どうぞ、それで誰に・・・?」

「な・・・・いないのだった・・・」

「いえ、先生には友人はいらっしゃいますよ、ただしかし連絡先を交換していません」

「終わったな、素直に文学賞の道を行く」

「なぜそんな自由奔放に生きていけるんですか、さっきまでの決意と熱意と好意はどこへいったんですか?」

「その三つはすでに言えたものだ、私のあずかり知らぬところだ」

「はー・・・」

それから雑多な会話は続いたのだが、結論としては、連絡先がないので、連絡先をもらうことから始まるのだった。

次回・・・果たして、連絡先を手に入れることができるのか・・・・(恋したい相手と)?

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