1000字でスターティング!
縁談相手のくま子とデートらしき道中を共にしている。
しかし私は思い立った、このまま着ぐるみ相手に話して果たして、私は真の愛にたどり着くことができるのだろうかということだった。
「クマ子聞いてもいいか?」
「なんです?」
「君は、どうして私などと縁談をしてくれる気になったんだ、私に気があるわけでもなかろう」
「ありますよ、気、だから縁談しているんでしょ!!」
「そうなのか、私は実は意中の相手がいるんだ」
「そうなの・・・!?」
「ああ、だからこう歩いていても無駄ではないか?」
「だったら教えてください、誰なんですか!!!!」
「そのだ、それはクマということしかわからないんだ」
「私じゃないですか!」
「違う、それは言える」
「なぜですか?」
「だって君、ぬいぐるみじゃないか」
「仕方ない、脱いであげる、それでも興味ないって言えるか楽しみだな!!」
「そうか、ぜひ」
クマ子は着ぐるみを脱いだ。そして目にした光景に心を激しく打たれた。
なぜならば・・・
「君は・・・まさか・・・」
そこには全く知らないどころか、アイドルであった。
「どお?」
「君は、かんなんではないか・・・」
そこには1000年に一度のツワモテがいた。
「そおだよー」
「なぜここに・・・」
「そうだね、それは、励ましに来たにきまってるでしょ!!!」
私は自身の心を思い返していた、そういえば、かつて恋をする最中に、アイドルを見回り、そのつど意中の彼女の写真より多くかんなんを保存していたことを。
「知ってるから、保存数がランクインしてること!!!」
「そうだった、すまない」
余談に過ぎないのだが、ネット上にはフォルダというのがあり、そのフォルダに一万を超える画像をテラバイト強保存すると。
かんなん親衛隊から拒めぬ、お誘いがくるのだ、、、勘違いしないでほしいが、これは由々しきことでああった。
「そうか、私が画像を保存しすぎて、まさか、こんなお出ましを食らうことになるとは思わなかったよ、これからは、もっと外で生きていくよ、ありがとう、さようなら」
「じゃあね!!!」
無事別れることができた???、しかし状態は一変して変わっていない。
「ランクインを見つけたぞ!!!!!!!!!!!」
「なんだと・・・」
結果として、かんなん親衛隊に追い回せれたが、それはそれでいい一日だった。