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紋章持つ者の物語  作者: さくれれ
1章 旅の始まりと出会い
6/25

6話 5万年前の出来事

「ふう…やっと終わった…」


トロルから剥ぎ取れる素材は有能な物が多く、それらを全て取るのに時間を要した


日は傾き、魔物の動きも活発になってくる頃合いだった


「今日は野宿だな…」


そう言って少年は野宿の準備を始める

倒れてない木に実っている木の実やところどころにあるキノコなどを取って夕飯にする

鑑定魔法を使用しているため、毒が混ざっている心配もない

ついでに明日の朝食の為に、近くを流れていた小川に簡易的な罠も仕掛ける


夕食はキノコを焚き火で焼いたものと生の木の実

キノコは素材そのものの味がして結構美味しい

木の実の方も甘酸っぱくて美味だ




夕食を食べ終わる頃には、完全に日が暮れてしまった

普段ならもう少し起きているが無駄な戦闘を避けるためと、朝早めに起きるために就寝することにした


少年は、理由は分からないが胸にざわつきを感じた

そんなことは気にせず、テントに入り就寝するのであった


ーーーーーーーーーーーー


少女は少年がテントに入り就寝するのを暗視魔法と透視魔法を駆使して確認した

と同時に彼が宿している紋章を見て驚愕した


「あの紋章は…!いやけど中央にある紋章…もしかして…」


彼女は、数十年前に本で読んだ出来事を思い出した

それは5万年前に起きたとされる大災厄である

天災の顕現(コラプス)』とよばれるその災厄は1人の紋章持ち(クレスト)が起こしたとされている


その者が宿していた紋章は『絶大なる災厄の紋章(カタストロフ)』と呼ばれている

その紋章の形は判明しており、それと似ている部分が多いのだ


禍々しい部分はおそらくこの部分から来ていると思われる

しかし、禍々しいながらも人を強く遠ざけないのは中央にある希望の紋章のお陰かと思われる


希望の紋章は他の紋章よりも魔力が強く、出す思念も強いのである

その強い魔力が災厄の紋章の禍々しい魔力を中和していると少女は考えた


「さて…そろそろ夢を見始める頃合いかな…?」


少女は熟睡しているであろう少年のいるテントに向かった

6話て少女の名前を出そうと思いましたが、そこまで話が進まなかったです…

次回には必ず…!

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