表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ビバ★鑑真ーDo you need the best HARLEM?ー  作者:
ビバ2章★炎と獣の関係でした
12/19

ビバ12★ニセモノ疑惑でした

 鑑真は、今度は無我夢中にならずしっかりと冷静にワイヴァーンを見た。

 そして、今女の子たちが締め上げられている光景を見た。

 「ぐるるるるぅ!」

 満足げに縛り上げている。誇り高き龍はエロワイヴァーンだった。

 「このまま見てたいな、俺の本音じゃ。でも」

 ワイヴァーンの興味を引きつけるように、

 「俺の使命は悪い奴を懲らしめることだからな」

 と言い放った。

 「誇り高き獄界の焔よ、幻想すらも焼き尽くせ……幻焔ファイアファンタズマ

 いらない厨二発言も混じったが、

 「ゲームパクってるよそれ!」

 バッサリきられた。

 「うるせえ! カッコつけたいお年頃なの!」

 何時のことだよ。

 「カッコつける前にハローワーク行きなさい」

 はいすいませんでした。

 「でも無事にワイヴァーンは全消滅したみたいですわね!」

 よく見るとワイヴァーンは何処へか消えている。

 「あ、あの、鑑真、その、み、見直したわ。罵って、ごめんなさい」

 ここで、「謝る必要はないよ」と綺麗事言っておけばよかったものを、

 「ほら見たか俺の能力! ほらよ、ののしった罪を贖うためもっと頭を垂れろ」

 と挑発したため、氷づけにされた。

 

 その後、ワイヴァーンがもといた所に紙が置いてあるのを発見した。

 「紙? なんだろ」

 「手紙みたいですわね」

 中身を読んでみる。

 『勇敢なボーイアンドガールへ

  残念!こいつはダミーでした。

  本体はどこかで暴れてるから頑張ってね。

  Byワイヴァーン』

 「ほらみろ俺の能力! って自慢してた奴は誰だったかしら。ダミーじゃない」

 「ダミーでも一応倒せたんだよ!」

 「ダミーは大体百分の一程度の能力しかないと聞いたことがありますわ、地躙獣エラファントの場合ですけど」

 「ワイヴァーンじゃないだろ!」

 「大体一緒だろ」

 「チクショー!」

 悲しいよ。なんで俺こんなことされなきゃ駄目なの。

 鑑真は落胆する。が、そうしてもいられない。

 「まあでも、こうしちゃいられねえ。要するに敵の大元をぶっ叩けばいいんだろ? じゃあやろうぜさっさと」

 「その前に、店に戻って準備をしようよ」

 「そうと決まればやるしかねえな。おい行基! あれを頼むよ」

 「わかりました! それでは、行きます。座標移動」

 瞬間鑑真たちが光りその場から消えた。


 「さて、なんとか帰宅したわけだが」

 そこにはワイヴァーンがいた。

 「なんでいるの?」

 「ぐるるるるぅ!」

 気づいたようだ。ヤバい。

 「ほいっ」

 というわけで鑑真は火の玉を投げた。そうしたら呆気なく消えたのだ。これもダミーだ。

 「ダミーにも食欲はあるんですのね…」

 「なっ、あたしが買ったロールケーキ十五個全部消えてるだとっ!」

 「お前どんだけ買ってんだよ」

 それは切実である。やべえ、俺の給料の零ヵ月分だ。収入ないもん。零分の何をかけても零だよ。

 「取り敢えず家の整理からするか」

 「そうだねお兄ちゃん」

 「どうしようもないわねこれじゃ」

 なんだかんだで全員やった。


 「なんとか綺麗になったけれど」

 「天井がぶち抜けてるぜ」

 「龍羅の能力でなんとかならないのか?」

 「あたしの能力は『回復』であって、『復元』ではないからな」 

 「そうでふか」

 聞いたことは悪かったです。

 「じゃあ最後は、屋根修理だね」

 「鑑真がやりなさい?」

 「やだね」

 無理だよ。お断りだよ。

 「こんなのあたしだけで出来るぜ」

 「「「「どうぞどうぞ」」」」

 まあそれは人間世界のビターな面だわな。泣くなよお前。

 「ないてないし!」

 泣いてるじゃん。手伝ってやるよ。

 「手伝いなんか要らないもんっ」

 ああそうですか。

 

 「直ったよな?」

 「寒いよぉ」

 「泣くと女っぽくなるなお前」

 「黙れニート」

 厳しいダメージを受けた。だが事実そうなので反論できない。

 「で、でも直ったよ」

 瑞希が優しく教えてくれたが、

 「誰のおかげだと思ってんだよ」

 まだキレていた。女っぽいと言われるのがよほど嫌いなようだ。

 「ふえーんお兄ちゃぁん」

 「よしよしかわいそうに」

 「かわいそうね瑞希は」

 「児童虐待ですわ」

 「苛めるなへにゃへにゃ共が!」

 へにゃへにゃでごめんなさい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ