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衰えを知らない魔力

訓練場に着いた二人はそれぞれウォーミングアップをしていた


主「私は準備できたけど、イルザはどう?」


イルザ『こっちも平気だよ!!』


主「じゃあ、始めようか」


ナディアのその一言で模擬戦は始まった

二人は同時に距離をとった

先手うったのはイルザだった


イルザ『闇をも引き裂く光よ、我が身に宿る神の力と共に今剣つるぎとなりて我が手にいでよ!!閃光エクレール・ソード!!』


イルザは呪文を唱え、現れた金に光輝くつるぎを手に構えた


イルザ『お姉ちゃん、私は昔の私とは違うんだよ?ほら、武器だって出せるようになったんだよ?お姉ちゃんは変わった?』


イルザの言ったことに対しナディアはクスリと笑った


主「私だって例え記憶がさっき戻ったとしても昔の私とは違う 武器も昔のままな訳ないじゃない」


そう言うとナディアは手を前にかざた そして呪文を唱えようとしたその時



街の人『魔界の奴らが攻めてきたぞぉー』


誰かが叫んだ


ドカァン


何処からか爆発音が聞こえた


それを期に街の人々は一斉に叫びだした

『いやぁぁぁ』『逃げろぉぉー』


いろんな叫び声が聞こえてきた

ある者は泣き出したり、ある者は避難を呼び掛けたりさまざまだった


イルザ『ぶっつけ本番だけど大丈夫そう?』


イルザはナディアに問いた


ナディア『えぇ、当然よ』


イルザ『じゃあ魔界の奴らたおしにいきますか!!


イルザはすでに戦闘モードに入っていた

翼をはためかせ先に飛んでいった


イルザ『先に行ってるからね』


そうイルザの声が聞こえたときにはもうすでにイルザは飛び立ったあとだった


主「ぶっつけ本番だけど大丈夫なはず!!」


ナディアは自分に喝をいれ翼を広げた

そしてイルザが飛んで行った方へナディアも飛び立った



―――街の広場にて―――――――――――


ナディアが飛んでいるときに見た光景は凄まじいものだった

(ひどすぎる、何としてでも奴らを倒さなくては)


心のなかでそう思っていると少し離れた所からイルザの声がした


イルザ『街をこんなにしたのは貴様かっ!!』


何時ものイルザからは想像も出来ないくらい 声を荒げていた


急いでイルザのもとへ向かうとイルザの服はボロボロで怪我をしていた、きっと目の前にいる真っ黒の服を着た男が傷つけたのだろう


主「イルザ大丈夫!?」


イルザ『お姉ちゃん!私は大丈夫だよっ!?』


イルザがナディアの方へ向いたとき、イルザは脇腹を蹴りあげられた


ナディア『イルザ!!』


男『ほれほれ、よそ見はいかんのう まあ、お主に用はないじゃがな 儂が用が有るのはお主の姉のほうじゃ』


そう言ってナディアの方に向いた


イルザ『お姉ちゃん逃げて…こいつは魔界の四天王の手下のグーシエン 捕まったらお姉ちゃんの命が… だから私はいいから早く逃げて』


グーシエン『小賢しい小娘じゃ、さっさとくたばればいいものを』



男…もといグーシエンはイルザに再びに近づこうとした


主「それ以上イルザに近づくな」


低く迫力のある声で静かに言った


グーシエン『ほう、でわお主から殺るとするかの』


グーシエンはイルザを庇うように立ったナディア向かって蹴りを放った

だがその蹴りは掠りもしなかった


主「イルザ今のうちに援軍を読んできて」


イルザ『お姉ちゃんは…?』


主「私は大丈夫だから、早く行きなさい」


イルザは大きく頷き飛び立った


グーシエン『させるかぁぁー』


主「貴方の相手は私よ」


イルザに攻撃を仕掛けようとしたグーシエンにナディアは素早く間に入った


グーシエン『まぁよい貴様から片付けてやるわい』


主「イルザを傷つけたことを後悔するがいいわ」


ナディアの回りが吹雪に覆われた

吹雪が止むとナディアの姿が変わっていた

ワンピースの様な服から着物風の戦闘服にみを包み目は淡い紫色から濃い赤紫に変わった


ナディアの戦闘モードだ


グーシエン『本気か ならば儂も本気でいくぞ』


グーシエンはそう言うやいなや姿が変わった


服は破れ 醜い猿の様な悪魔が現れた


(うっわキモッまだおじさん化していた時のほうが良かったのに まぁおじさん化しててもキモいけどさぁ)


なんて表情に出さずに心のなかだけでそんなことを考えまていると


グーシエン『今失礼なことを考えておったじゃろう!?』


おっと表情に出てたのか?気おつけなくては


主「いえ、考えてないわ(本当は考えてたけど)」


とりあえずそう言った グーシエンは納得してない様子で反論してきた


グーシエン『絶対考えておったじゃろ!キモいとかおじさん化していた時のほうがまだましだとか 儂だってハンサム時代もあったもん!!』


いやいや、どう考えたってハンサム時代ないだろ!あと今後一切“あったもん”とかは止めて頂きたい

いまだにグチグチ言っているグーシエンに苛立ちを抱いた


(さっさと終わりにしたい 殺っちゃっていいかな?いいよね?うん、殺っちゃおう!!)


我ながらに物騒なことを考えているなを思ったがグーシエンが悪いのだと勝手に納得し

呪文を唱えた


主「月夜の下で荒れ狂う吹雪の中に眠りし氷龍よ、今その力を解き放ち 剣へと姿を変え我が手にいでよ!!氷雪の月刀!!」


ナディアの手元が光り、刀が現れた


グーシエン『ほう、刀に相当な魔力がこもっておるな ますますその力が欲しくなるわい』


ナディアの手に現れた刀を見て呟いた


主「あげるはずないじゃない」


刀を構えグーシエンに向かって走っていって

横に薙いだ その間僅か3秒で

当然グーシエンが避けられるはずもなかった


グーシエン『ぐっ!?』


腹を切りつけられたグーシエンは低く唸った


グーシエン『おのれ儂を切りおって 必ず仕留めてやる』


グーシエンは更にグロテスクな触手の様なものを増やした


(うわっ、またキモいの増えた だからといってやることは決まってるけど…)


グーシエン『これでもくらえぇぇぇ』


そのグロテスクな触手でナディアを潰した


グーシエン『小娘の癖に生意気だからこうなるんじゃ』


グーシエンは触手を持ち上げた

だかそこにはナディアの姿もなければ血すらもなかった


グーシエン『ど、どこにいったのじゃ!?』


主「ここよ?」


後ろを振り向くとナディアが刀を振り上げていた

グーシエンは咄嗟に触手で防御した

グーシエンの触手を切ったが血飛沫は上がらなかった

変わりに切った部分からどんどん凍っていった


グーシエン『や、止めろ 儂はまだ死にたくない!!やめろぉぉ』


ナディアは叫ぶグーシエンを無視し、呪文を唱えた


主「闇をも浄化する光よ、我が刀に宿り闇を切り裂きたまえ!!」


ナディアが唱えると刀が眩しく光り輝き始めた


主「これで終わりよ」


グーシエン『ぐあぁぁぁぁ』


刀で、切り裂くとグーシエンは叫び、そのまま倒れた

主「情報を得るのに記憶チップが欲しいわね…」


記憶チップはその者の生前の記憶が残っているのだ


主「このままだと腐るわね 凍らせればいいか」


そう言ってグーシエンに向けて手をかざし呪文を唱えた


主「吹雪を操りし神よ我が力となりて、吹雪を呼びたまえ!!」


手に力を込めるとグーシエンの回りに吹雪が現れた、吹雪が止むとグーシエンが凍っていた


主「よし!これで完了!!」


イルザ『お姉ちゃん!!』


丁度イルザが援軍を引き連れてやってきた


主「あっ、イルザ!!」


イルザ『も、もう倒したの!?まだ5分も立ってないのなに!?』


主「ん?まだ5分も立ってないだって!?」


戦闘に夢中になって時間の感覚がずれたのだ

ゆえに、ナディアはもっと長い間闘っていたと思っていた


イルザ『あっ、それってグーシエンが入ってるの?』


イルザは氷に包まれたグーシエンを指差してい

った


主「そうよ 記憶チップが欲しいの早く王宮へもどろう 」



イルザ『うん、もどろうか 少し疲れたし』


二人は昔の様に手を繋ぎ王宮へ戻った




やっと本当の戦闘シーンに来れました

中途半端ですみません ここに少しずつ書いていきます

よろしくお願いします

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