過去の記憶Ⅱ
お花畑に着いた二人は、いつも通り花摘をしていた
イルザ『見て見て!!お花のかんむりー かわいーでしょ?』
主「うん!!かわいいよ!」
花の冠や花摘をしているうちに日が暮れてきた
主「そろそろ帰らなきゃね」
イルザ『もうちょっと遊びたかったなぁ』
主「しょうがないよ、また明日こよ?」
イルザ『そうだね!絶対こようね♪』
ナディアがイルザの手を引いて帰ろうとしたとき、イルザが声をあげた
イルザ『ああっ!!あそこに わんちゃんがいる!!』
そういうと、走って行ってしまった
イルザ『お姉ちゃんもおいでよ!!かわいいよー』
子犬と思わしき犬を抱き上げて手を振っていた
主「今行くよー」
イルザのもとえ行こうとしたとき、ナディアは背後から近付く何かを感じた
だが 勘違いだろうと歩きだした
イルザ『お姉ちゃん危ない!!』
イルザが叫んだときにはもう遅かった
ナディアは背後から近づいてきていた男に口を布で押さえつけられた
布には微量の睡眠薬が含まれていたのか
ナディアは気を失ってしまった
イルザ『お姉ちゃん!!』
イルザは急いで緊急時のときに打ち上げる花火を空に打ち上げた
だかナディアを担ぎ上げた男は走り去ってしまった
イルザはあとを必死に追いかけた だか大人のしかも男に追い付ける筈がなくどんどん 距離が離れていった
イルザ『このままじゃお姉ちゃんが…』
イルザは自分が犬の所に行かなければ
お姉ちゃんがこんな目に会わなかったのにと
後悔していた
泣きそうになっていたその時
???「貴様ーナディアを離せ!!」
よく聞き覚えのある声が聞こえた
イルザ「お父様!!」
王「イルザが打ち上げたのか!待っておれナディアは必ず助けるかな 泣くんじゃないぞ!」
王はそういうと男に向け手をかざし呪文を唱えた
王「我と契約し神々よ、我が娘を助けるためにその力をさずけたまえ!」
呪文を唱え終えると いくつもの大きな氷の粒が放たれ男のまえの地面に当たり道を塞いだ
男「クソッ…」
男は道を塞がれたせいで逃げ場を失ってしまった
王「さぁ、ナディアを返して貰おうか」
逃げ場を失った男は抱えていたナディアを宙へと投げ飛ばした
イルザ『お姉ちゃん!?』
後から走ってきたイルザは投げ飛ばされた姉を見て パニックになった
だか王が翼を広げ飛び立ちナディアを上手く
抱き抱えた
イルザはホッと胸を撫で下ろした
王宮に皆で戻り、さっきあった出来事について
話し合っていた
ナディアを連れ去ろうとした男は捕まった
その男はナディアの膨大は魔力を悪用しようともくろんで行ったらしい
王はやはりナディアをここに残すのは危険だ、もしナディアが魔界などの手に捕まってしまったらと考えた
そして大臣や女王(王の妻)と共に話し合った結果ナディアを地球に送りときが来るまでそこで
暮らすようにということになった
そのことを聞いたナディアは小さく微笑み
「皆と離れるのは嫌だけど、自分のせいで天界が危険に去らされるのはもっと嫌だから地球にいくよ」と言った
――――出発の日―――――――――――――
いよいよナディアは地球に出発することになった
イルザ『ごめんね…私があんなことしなきゃ地球にいくことはなかったのに…』
イルザはナディアが地球にいくことが決まった日からずっと謝り続けていた
主「大丈夫だよ きっとこうなる運命だったんだよ だからもう謝んないで?」
ナディアはイルザを安心させるように優しく言った
主「じゃあ、いってきます!!」
ナディアは魔方陣の中心にたった
そして地球で間違ってでも、魔術を使わないように王が封印を始めた
その時に姿も地球人と同じ姿にした
念のため記憶も封印することにした
ナディアは封印の影響で静かに眠った
そして、乳母と共に地球へと飛ばされた
これで過去編終わりだと思います←
まだまだ長くなりますが読んでくださっている
読者様方よろしくお願いいたします!