表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/17

決勝トーナメントー準決勝ー

<次の試合からは同時進行ではなくなります では、準決勝の対戦者を発表します!>


< ナディア・ラングドシュ 対 ルミナ・ナーバス

イルザ・ラングドシュ 対 キルア・グロースになります>


<準決勝は今から50分後に開始します >


放送がやむと観客席がざわざわとし始めた

優勝者を予想しているのだろうか。


まぁ 優勝者はイルザ様に決まっているだろう。

ただ、あの“ナディア”という謎の多い娘も気になる…

ナディア・ラングドシュ…何処かで聞いたことがある、最近ではない かなり昔に…

…気のせいだろうか?


どっちにしろ、どう足掻いたってイルザ様の優勝に決まっているのだから。


─控え室─


イルザ『つかれたー 魔力を結構消費しちゃったよー』


ルミナ「そっかー イルザの相手かなりの大男だったし 体格差凄かったからね」


主「まぁ、休憩が30分あるから良かったよー」


次戦うとか関係なく気楽に喋っていた。

イルザとルミナは簡単なマッサージを受けていた 魔力が少しでも回復するようにだろう。


〈そろそろ準備をしてください〉


アナウンスが流れた ここからはライバルとして試合に全力で挑むことが約束だ。絶対に情けはいらない


会場に入り、対戦相手であるルミナと向かい合った

ルミナ「いよいよだね 私も全力で挑むからナディアも全力を出してね!」


主「当たり前でしょ!」


ルミナはナディアの答えに満足したようにニコッと笑った


審判「両者準備が出来たようなので試合を開始します」


審判が旗をあげると試合開始の合図がなった。二人とも上に跳ねて呪文を唱え始めた。


主「凍てつく氷河に静かに眠る氷龍よ、我が力となるため、今だけ地上へと飛びたち我が剣へと姿を変えよ!氷龍の聖剣!」


ナディアはシビアと戦ったときに使った氷龍の聖剣を呼び出した。


ルミナ「氷龍の聖剣ですか それで私の精霊とやりあえますかね!」

クスリと笑って精霊を呼び出した。


ルミナ「生い茂る千年樹に眠りし大地の獣よ、今こそ千年の時を経て眠りから醒ませ!いでよ〈ベヒモス〉!」


空中に魔方陣が現れ中から〈ベヒモス〉が現れた。

咆哮をあげてナディアの方へ向かって鋭く尖った爪を降り下ろした。


主「動きが鈍いわよ?」


ベヒモスの攻撃を軽くかわして呪文を唱えた。


主「凍てつく大地に宿いし氷龍よ、全てを凍らせる吹雪を呼び起こせ!」


ナディアの回りの温度が急激に下がり物凄い轟音が鳴り響いた。

それと同時に魔方陣が現れ、氷龍が姿を現し咆哮をあげると吹雪を呼び起こした。

ルミナとベヒモスの方へ氷龍が吹雪と共に襲いかかった。


ルミナ「天高く伸びし逞しき樹木の枝よ、幾度と重なりて我を守る堅き城へとなれ!樹木ウォートレス城壁ウォール!」


ルミナは自分とベヒモスの周りを樹木の枝で囲むようにして吹雪から身を守った。


主「なかなかやるじゃない 遠距離の攻撃が塞がれるなら接近攻撃で行くわよ!」


ルミナ「接近なんてさせない!ベヒモスお願い!」


ベヒモスは再び咆哮をあげ地面から人より大きな岩石を呼びだしナディアに向けて放った。


主「厄介ね…」


ナディアは剣を薙いで吹雪を起こし岩石から見を守った。


ルミナ「どんどん行くわよ!」


ベヒモスはそれに応え更に数を増やした。


(砕いても砕いてもきりがない…やっぱりベヒモスからか…)


主「長年の眠りにつきし海龍よ 今その眠りを醒まし汝の無限なる力を解き放て!」


呪文を唱えると地面に魔方陣が浮かび上がった。

そして荒れ狂う波もたちはじめ中からゆっくりと海龍が姿を現した。


ルミナ「海龍を召喚するとは…」


波の中から完全に姿を見せた海龍はゆっくりとナディアの横についた。


主「ルミナ、楽しませてね?」

クスリと笑いナディアは海龍に飛び乗った。


ルミナ「海龍を召喚したって勝つのはわたし!もう一度お願いベヒモス!」


ベヒモスは更に大きな岩石を呼び出し、勢いよく放った。ナディアを乗せた海龍はその岩石をものともせずにベヒモスに向かっていった。


主「海龍、やっちゃって!」


その声に応え荒れ狂った波を呼び起こした。その波は勢いよくベヒモスを飲み込んだ。

それと同時にナディアは再び呪文を唱えた。


主「凍てつく大地に宿いし氷龍よ、全てを凍らせる吹雪を呼び起こせ!」


ルミナ「効かないことはさっき知った筈でしょ?」


主「狙いは貴女じゃないのよ?」


そう言うとベヒモスの回りを包み込むように吹雪を更に強くした そして波と共にベヒモスを封じ込めた


ルミナ「ベヒモス!」


主「次は貴女よ!」


ナディアはそう言うと海龍と共にルミナに向かって勢いよく突っ込んでいった。


ルミナ「ベヒモスがいなくても私は負けない!

天高く伸びし逞しき樹木の枝よ、幾度と重なりて我を守る堅き城へとなれ!樹木ウォートレス城壁ウォール!」


ルミナは自分の回りを更に硬く更に大きな壁をつくり身を守った。


ナディアは海龍から勢いよく飛び立ちルミナを守る壁に向かって剣を構え今まで使っていなかった呪文を唱えた。


ナディア「全てを焼き付く焔の精霊よ 我の声に答えその大いなる力を解き放ち我が剣に示したまえ!」


今まで青く輝いてた剣が焔のように真っ赤に輝き始めそして激しい焔を纏った。そしてナディアはその剣を勢いよく降りおろした。

剣が纏った焔はルミナを守る壁を覆い更に激しさをました 焔の餌食となった壁は成す術もなくひび割れていきやがて消えていった。


ルミナ「そんな……樹木の城壁を簡単に破るなんて」


壁を焼き付くされたルミナは呆然と立ち尽くしていた。全てを出し尽くしたルミナにはもう闘う力など残ってはいなかった。

それを察した審判は判定を下した。

<両者そこまで!勝者はナディア・ラングドシュ>


「やっぱりナディアは強いね…私も、もっと頑張んないと! 次の試合もがんばってね!」


「ありがとう!頑張るよ!」


握手を交わす二人に盛大な拍手が上がった









久々の投稿(--;)

書き途中なのでどんどん増えていきます

お待たせしてすみませんでした…


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ