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決勝トーナメント戦

決勝トーナメント会場は他の会場とは比べ物にならないほど、大きかった

観客の数も天界の住民全てが集まっていると言っても過言ではないくらい多かった


会場の控え室にでイルザと待っていると

決勝トーナメントに出ると思われる人がぞろぞろと来た

その中にルミナとキルアもいた


ルミナ「あ、ナディア、イルザ!」


こっちに気がついたルミナが走ってきた


ルミナ「もうすぐ決勝トーナメントの組み合わせが発表だって!もしあたったらよろしくね!本気でぶつかるから!情けはなしね!」



主「もちろん、本気でいくよ!」


イルザ『当たり前だよ!』


顔を見合わせて、微笑んだ


ルミナ「あっ、そうだこれ!」


そういって、何かを渡してきた

それは、銀色の六芒星の型にアメジストが埋め込まれた美しいペンダントだった


イルザ「きれい!これ、どうしたの?」


ルミナ「えへへ、昨日の夜つくったんだ~友情の証として持っててもらえるかな?」


主「当たり前だよ!私達 友達だもん!」


ペンダントを首につけて、見せあいっこをした

イルザはローズクォーツ、ルミナはエメラルドが埋め込まれていた


暫く話をしていると、放送が流れてきた


〈決勝トーナメントの組み合わせを発表します第一試合 ナディア・ラングドシュ 対 シビア・ローカス〉


一試合目で、シビアと当たってしまった

シビアの方を見ると笑っていた


放送を最後まで聞いていたがイルザやルミナ、キルアは当たらずにすんだみたいだ


〈決勝トーナメントの一試合目は同時に行います、第一試合の人から会場に入ってください〉


第一試合だったため一番に会場に入った

会場に入ると大歓声があがった


審判に着いていき、全員が位置に着くと突如壁が現れた ─いや、結界だ


中からは外が見ることが出来ないが、外からは見ることが出来るようになっているようだ


そして、4つの巨大なスクリーンにそれぞれの試合状況が写し出されるのだ


〈では、いよいよ始まります!用意が出来ましたか?〉


放送が流れてくると審判が赤札を上げた

準備ができたという合図だろう


シビア「いよいよだね 本気で行くよ」


主「えぇ、わかってるわ」


〈試合を開始してください!〉

ビィィィィィィ!


放送と共に試合開始の合図がなった


シビアと私は同時に距離をとった


シビア「僕は昔の僕じゃない!強くなったからさ覚悟してね」


先手を打ったのはシビアだった


シビア「美しく舞う焔纏いし剣よ、全てを塵と化するために、我が剣となりいでよ!焔の舞剣!」


シビアは美しい焔を纏った剣を呼び出した


シビア「この、焔の舞剣は新しく僕が使えるようになった剣だよ」


そういうとシビアは、上段に構えて突っ込んできた


決して速くないわけではないが、かわせないほどではない

だから、上にとんで避けた

…だが、上にとんだのが間違いだった


シビアの剣から焔が舞ってきて足に当たった

激しい激痛が伴ったが、表情には出さず

翼をひろげて距離をとった


(まさか火の玉を出すとは思わなかった… あの剣に近付くのにはやはりあれしかないか…)


更に上へと飛び呪文を唱えた


主「月夜に照らされ輝く月光の花よ、我が身を守る鎧となれ!月光の舞装」


唱え終えるとナディアの周りが眩く光り、雪と花びらが舞っていた


ナディアは今までのと同じ戦闘服のように見えたが少しちがった


服の周りが淡く光り、雪と花びらが舞っていた

髪は編み込みになっていて、結い上げられていた


主「凍てつく氷河に静かに眠る氷龍よ、我が力となるため、今だけ地上へと飛びたち我が剣へと姿を変えよ!氷龍の聖剣!」


ナディアの頭上に霧がかかり始め、そこから氷龍が雄叫びを上げて姿を現した

そして、ナディアの頭上を一周まわり

再び雄叫びを上げて光を放った


光りが止むとナディアの手に、レイピアが握られていた

振るたびにスッと冷気が漂い、光の粒子が舞った



主「…いくわよ?」


シビア「望むところだ!」


シビアの言葉にクスッと笑い、急降下した


シビアが剣を振るい焔を上げたがもうナディアにはきかなかった


シビア「き、きかないだと!?」


月光の舞装がナディアの身体を守っているのだ 多少熱いと感じるが痛みを伴うことはなかった


そのまま一直線にシビアへと氷龍の聖剣を振るった


シビア「うぐっ!?」


シビアは足に全ての力を込めて耐えていたが精神的ダメージが大きすぎて膝を着いてそのまま倒れた


審判「勝負あり!勝者 ナディア・ラングドシュ!」


結界が解かれて大歓声があがった

まわりを見るとイルザ達も試合が終わったようだった


きっと勝ったのだろう 表情が明るいし、イルザ達の対戦相手が担架に乗せられて運ばれている

シビアも担架に乗せられていた

気絶はしてないが、激しい痛みがあるのか苦しげだ


近づくとシビアはフッと笑い悔しげな顔をした


シビア「また負けちゃったなぁー 君に勝つのはまだまだ先だな もっと強くなって次こそ勝てるようになるから…」


主「えぇ、私ももっと強くなるわ」


シビア「そ、それ以上強くなってどうするのさ!」


慌てたように言うシビアが面白かった

そして、顔を見合わせて二人で笑った


シビア「次の試合も頑張ってね」


そういうと担架を係員に運ばせた


主「当たり前よ、絶対優勝してみせる…」


担架に乗せられて運ばれていくシビアに向かって小さな声で言った


主「私も控え室に戻らないと」


会場を後にした


─観客席─


一気に大歓声が沸き起こった

当たり前だろう 何故なら

イルザ様に次ぐ実力者と言われるシビア様を意図も簡単に打ち負かしてしまったのだ


イルザ様位に…いや、それ以上に美しく、強い舞いだった


今回の優勝候補はイルザ様とシビア様だった

“ナディア・ラングドシュ” どこ出身で、どこの家柄なのかもわからない全くノーマークで今まで1度も大会に出たことがない謎の多い娘だ


この娘はいったい何者なのだろうか…


全く更新が出来ず すみませんでした


これから更新が1、2週間に1回くらいになりそうです…


ご迷惑をお掛けするかもしれませんが

これからもよろしくお願いします

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