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人魚の生き方  作者: 義昭
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私と現実

ふと目が覚める。

全て夢だったんじゃないか、そう思って足を見るが変わらず魚のまま。


よく見れば先の尾の方はイルカのような形をしている。

形はそうだが、見た目は固い感じではなくシルクのようだ。

柔らかで先にいくほど半透明になりドレスのように揺らめいていた。


夢じゃないのは確かだった。


ではここは?

私は?


殻のようなものをつつく。

コツコツと音がする。


ほんの少しだけ強く叩いてみる。トンッと叩くとヒビがはいった。

もう少し叩くと2センチほどの穴が空いた。


穴から新しい水が流れ込む。

新鮮な空気を吸い込んだような感じがして、穴をさらに広げていく。


15センチくらい穴が空いたら、そこから3センチほどの黄色の魚たちが入って

私を擽るように体のまわりを泳ぎはじめた。


私は魚に詳しくはないからはっきりとは言えないけれど。

きっと地球上にいる魚ではない気がする。


魚でも水族館でもみたことがない。

でも熱帯魚に近いかな……。



尾ひれや背鰭が長くゆらゆらして可愛い。

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