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デビル・ジュエリー  作者: かかと
赤眼のレリク篇
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赤眼のレリク 第87話

昼間の俺たちは歩いている。

本当は歩きたくないのだが、そうも言っていられない。普通の服を買うには昼間に服屋に行く必要がある。夜、外を歩くからと言って、無闇に暗闇に紛れる服を着ればいいということではない。人間案外気配というものを察したりするものだ。


「賑わっていますね。」

「ああ。ここら辺はな。」

「何かあるのですか?」

「まあ、光が当たるところはよく見えるからな。昨日、通ったろ。あそこにもいろんな人がいた。」

「はい…。」


ここは普通の町だが、普通の町はそういうところが整備されてないことが多い。首都は見れば、綺麗にされている。それは良くも悪くもということだ。首都はその国の顔だから。



「さて、そんなことより、服を買わないとな。その服じゃ、少し変にみられてしまう。」

「そうですか。私は派手で好きですけど…。」



早い話が派手すぎるのだ。そういう服を着て、夜の街を歩いていれば、そりゃ勘違いもされる。とはいえ、記憶喪失気味のこの子を置いていくやつの気がしれないが…。


「まあ、そういうことでしたら…。」

「普通の服も来たほうがいいさ。今でもかなり熱い視線があるし。」


まあ、その視線は男ばっかりだが…。昼間にこんなにピンクでスケスケの服を着ていれば、俺がいない限り、買ってくれといわんばかりだ。しかし、これで何とか、アクアが何かしらアクションをとってくれれば助かるが…。


「それより、私はどのような服を着たらいいと思いますか?」


そこからか…。本当に厄介なことになった。



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