93/194
赤眼のレリク 第83話
~ロスとラリア視点~
「何かしら。あれは…。」
「分からない。自分に炎を纏わせているのでしょう。きっと何かしら、術を複合させています。彼だからできるのかもしれないですね。」
「対抗するのは水と氷、土ということになる。」
「じゃ、やりましょうか?」
「ええ。」
勝てる気がしない。僕たちは強くなったはずだ。あのときよりもさらに…。でも、彼も強くなってしまった。
「どうやら、これはやばそうね…。」
アクアが額に汗をかいている。
そういう僕の頬にも汗が落ちてきた。
「仕方ありません。引かない限り、これ以上の話は聞けないでしょうから。」
「話は終わったか?」
彼の冷たい声が響いた。