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デビル・ジュエリー  作者: かかと
赤眼のレリク篇
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赤眼のレリク 第62話

~レリク視点~


「範囲が思ったよりもでかいな…。あいつらが無事だといいが…。」


そのとき、誰かが通信しているのが分かった。


「誰だ?」

「いきなりすみません。私はウルゲイ様のそばにいる、通信兵です。」


なるほど…。いい部下を持っているな。


「分かった。何か分かったことでもあるのか?」

「はい。今、ウルゲイ様は負傷されて、通信できる状況ではありませんので、私が伝えます。」

「用件を言ってくれ。こっちもそう長くは話すことはできない。」


もうこれ以上好きにさせるわけにはいかないだろう。


「はい。アクアの居場所をウルゲイ様は知っていた模様です。しかし、そこには既にアンガスという人がいるそうです。その人がアクアの相手をするそうです。

「それは本当か?」

「はい。それでは僕たちは撤退しますので、これで…。」


そういって、連絡は切れてしまった。あの様子だと嘘ではないようだ。しかし、なぜ、今頃になって出てきた?親父…。



キュゥッゥゥ


フェニックスがバハムートに翼をかまれている。さすがに破壊と再生ではパワー負けしてしまう。俺も参戦しなくてはいけないだろう。


「炎柱」


地面から大きな炎がバハムートに向かって突き進む。


ギオ


それに気がついたバハムートは噛んでいる翼を離し、後ろへと回避した。


それが反対にフェニックスに当たる。しかし、


キュウウウウィィィ


フェニックスの系統は火だ。それを吸収して翼の傷が塞がった。それが再生の能力だ。


「来い。フェニックス。あいつを倒すぞ。」


こっちに向かって、フェニックスが向かってきた。

そのタイミングにあわせて、俺はフェニックスに飛び乗った。


「どうやら、今のを避けたということは、ずいぶんと弱っているようだ。とりあえず、あいつをここで始末するぞ。」


キュイ


召喚獣は死ぬことはない。しかし、一度肉体が消滅してしまうと一年間はその肉体の復活まで召喚することができなくなる。もちろん、その人の個人差もあるが…。しかし、俺のときは一年かかった。おそらく、アクアの場合もその程度の時間はかかるはずだ。特にこれだけの召喚獣を使役するには…。

ここで倒しておけば、これからの戦いが楽になる。


俺は手に持っている槍に力をこめた。


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