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デビル・ジュエリー  作者: かかと
赤眼のレリク篇
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赤眼のレリク 第24話

~テディーとロス、ウルゲイ視点~


「お前ら、大丈夫か?」

「はい。無事です。」

「俺たちもな。」

「君がこの風を使ったのか?」

「ああ。それであんたは誰だ?」

「ウルゲイ隊長だ。」

「あんたが…。」


こいつが指揮官か。実質、これからはこいつの元で働くことになりそうだ。


「あっちを見てください。」



あれはレリク。無事だったのか?



「アクアも無事なようだが、あいつらが使役しているモンスターは伝説の召喚獣ではないか?」

「はい…。初めてしました。」


二人とも何の術を?


ピカッ、バチバチ



「なんてむちゃくちゃな戦いをしやがる。これじゃあ、助けにいこうにも何もできない。」

「すごい、レリクさん。アクアと張り合っている。」

「国家の存亡が危ぶまれそうだな。」



少しずつではあるがレリクが押しているようだ。


アクアは寸でのところで守ったようだ。


次の瞬間、わずかだがアクアの頭が下がった気がした。

そして、何かをレリクとしゃべっているようだ。

遠すぎて、よく聞こえない。何をしゃべっている?


なぜ、今、レリクは攻撃しない。今が攻撃のチャンスだ。

いったい、さっきの会話で何があった?


まずい。

レリクがボーッとしている間にバハムートが何かを放とうとしている。


「ロス、いくぞ。」

「はい。」

「いや、ちょっと待て。これは術エネルギーが大きすぎる。防御壁をつくるぞ。」

「!」


「土塁」

「硬化」



硬化は土塁の耐久度上げたり、自分自身の防御としても使うことができる。



「すまんな。お前たち。」



ちゃっかり、ウルゲイと騎士3人が入っていた。


「ふん。」



しかし、衝撃は全く来なかった。



「どうなっている?」

「わかりません。いきますか、テディーさん。」

「ああ。」



その瞬間、煙幕が辺り覆った。



「くそっ、煙幕か。早く対処しろ。」

「やってますが、もう遅いと思います。」


煙幕が晴れたころ、レリクが倒れているのが見えたが、アクアの姿は見当たらない。


「どうやら、逃げられたようだな。」

「そうですね。」



ロスと一緒に倒れているレリクの元へ駆け寄って行った。 

 



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