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デビル・ジュエリー  作者: かかと
赤眼のレリク篇
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赤眼のレリク 第18話

~ロス視点~


僕はここの隊長に始めて会った。それは当然なことだ。傭兵が依頼主を殺すなんてことは、特に珍しいことではない。もちろん、犯罪者になってしまうが…。よっぽど信頼されているか、もしくはそれほど逼迫した事態でない限り、一傭兵なんかにあったりすることなんてない。


しかし、彼だとは思わなかった。


「久しぶりだな、ロス。」

「ええ。お久しぶりです。今はウルゲイと名のなっているようですね。」

「そうだな。別に俺を殺してもいいのだぞ?今のお前ならできるかもな。」

「そういう挑発には乗りませんよ。あの時とは僕は違う。」

「どうかな。俺にはお前が逃げ回っていたあのときとまったく変わっていないような気がするがな。」


彼がそういってから、僕らは見つめあった。


「ふん。まあ、いい。今回の任務ですべて帳消しにしたのだからな。しかし、仕事はしっかりとしてもらう。どう事態になっていた?」

「テディーさんがいっていた報告どおりですが?」

「お前は鈍いところは直っていないみたいだな。お前はあのときに現場にいただろう。いったい何があって3人以外が全滅した?」

「はい。爆弾を設置するところまでは順調でした。しかし、あまりにモンスターが出てこなくて、何か罠かもしれないと、みんなが考えるようになりました。しかし、今回は人数が少ないうえに火薬の設置はある程度知識がある者しかできません。ということで、テディーさんと僕と他の傭兵が残り、見張りをすることにしました。そして、レリクさんは傭兵の中でも規格外に強いので、一人で探索することにしました。」

「なぜ、探索することにしたのだ?俺はそんな任務は命令していないはずだが…。」

「そんなこと僕が知っているわけありません。話を続けさせていただきます。そして、レリクさんが探索して、40分ぐらい立ったころでしょうか…。もう少しで火薬の設置が終わりそうでしたので、とりあえず、レリクさんに連絡を取るために術を使おうとしました。そのとき、モンスターが襲ってきました。それで僕たちは奇襲を受け、防戦一方でした。モンスターは前に報告したときより大きかったのですが、さすがに傭兵なので対応はできたのですが、数が多すぎました。あのときの倍はいました。ようやく僕も最後のモンスターを倒したころには周りには僕しかいませんでした。周りに気を配る時間なんてなかったです。そのとき、前のほうにテディーさんがいるのが見えました。そのときにはすでに戦いはアクアさんが勝っていました。彼を殺す気はなかったみたいですが、僕がすぐに援護に行ったのですが、彼女の一太刀を受け止めるだけで精一杯でした。僕は剣をはじかれ、殺されそうになったときに…。」

「レリクが助けに入ったと?」

「はい。」


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