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デビル・ジュエリー  作者: かかと
赤眼のレリク篇
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赤眼のレリク 第17話

~騎士団隊長視点~

~騎士団隊長テント内~


どうして、爆破しない。もう爆破時間はとっくに過ぎているのだが…。あのテディー、ロスそしてレリクがいれば、ある程度強いモンスターでも対処できたはずだ。


「報告します」

「早く入れ。何があった?」


入ってきたのは先ほどダンジョンの入り口付近で待機、そして事態の確認を任せた騎士の一人だった。


「はい。騎士は全滅、傭兵は俺とここにいるロス、そして今、中で交戦しているレリクの三名が生存。レリクの相手はS級犯罪者「アクア」と思われるとのこと。火薬は彼女によって壊されてしまいましたが、レリクに何か作戦がある模様。すぐにここから退去するようにとのことです。」

「すまないが、内容はわかるが少し事態がつかめない。これで対処の仕様がない。すまないが、ロスとテディーは話せるか?」

「はい。ロスさんだけですが…。」

「疲れているとは彼をここにつれてきてくれ。直接、話がしたい。」

「わかりました。今すぐにつれてきます。」

「頼む」


彼は一礼をして出て行った。

しかし、あのテディーがやられるとは…。相当な強者がいるらしい。しかも、足止めしているのはレリクか…。あながち、アクアが相手であることも考えられなくはない。だがなぜ今頃になってここに現れた?隠密行動は彼女にとってかなり得意なことだ。だからこそ、今まで犯罪者となってもつかまらなかったのだ。それに火薬が壊された状態でどうやって起爆させ、その場合、自分自身はどうするとつもりだ。

いや、そんなことよりも傭兵を失ったことをギルドに報告せねばなるまい。かなりのベテランをそろえていたはずだから、事件の真相の追究は免れそうにないな。

騎士も失ってしまったことだし、今回の作戦は完全に失敗だな。どうやら、報告以上にまずい事態だったらしい。

さて、どう責任を取ろうかね。


そんなことを考えていると


「隊長、ロスさんをお連れしました。入ってもよろしいですか?」

「ああ、入ってくれ。」


懐かしいな、ロス。


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