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デビル・ジュエリー  作者: かかと
赤眼のレリク篇
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赤眼のレリク 第8話

テディーは何1つ気づいてはいないだろう。というか気づくはずもない。あんなに近くにいたのにあれの存在さえも気がつかなかったのだから。彼女が持っていなかったら、おそらく俺が持っていただろう。彼女自身は悪くないと俺は思っている。あれのせいで彼女はおかしくなってしまったのだ。力を求め、嫌いな人間を排除する。そういった性格はあれに作られているのだ。あれを早く止めなくては。手遅れになる前に…。


上の連中が何を考えて“あれ”を作ったのか。俺は壊す義務があるし彼女を止める責任がある。この時のためにすべて賭けていた。親父からの話もこのことにかかわる話のはずだ。あの親父がたいした用事ではないことにわざわざ首を突っ込むようなことはしない。しかし、親父がかかわっているとはどうも思えない。話なんてろくにしないような父親だったし、俺にはずっと剣を教えてくれ、俺は冒険者になるからといって、家を出て行った。そのとき求めやしなかったし、理由もきっとわかっていただろうに…。


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