表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
デビル・ジュエリー  作者: かかと
リオ・リチャード篇~第Ⅰ章~
150/194

リオ・リチャード第24話

行軍を進めて、二日、彼らは一時的な休息をとっていた。



そこは土に苔が生えており、衛生的には良くない。



しかし、休む間もなく行軍を続けてきたのだ。



馬よりも人間のほうがばてている。



舗装されている道に慣れているレオンやルヴェルの混成軍はともかくとして、タミルが率いている部隊には色濃く疲れが出ているのがわかる。



しかし、テミール城につくためには後二日はかかる。



できれば、今日中には着いておきたかったところだ。



「遅れているな。」


タミルが言った。


「ええ、間に合えばよいのですが…。」


レオンが言った。

時間的にはギリギリだろう。



「問題は兵糧の問題が多いかもしれないわね。」


ルヴェルは言った。



正直なところ、あの町では農耕をしている人は少なく、たいていは外からの外貨を得て、食料を買っている。



「お金ならあったけど、あまり強引に買ってしまうと価格高騰が起こって大変なことになってしまうからな。」



テミール将軍の城下町で食料を補給したいところだが、それは城を破壊するため、不可能になる。


何か方法はないだろうか。



そこに副官が来た。



「お休みのところ失礼します。」


レオンは言った。


「堅苦しいあいさつなんかいい。何かあったのか?」


「いえ、シーリー様がこちらにお着きになりました。」


「シーリーさんが?いったいどうして。」


「わかりません。」



ルヴェルが進めた。



「とりあえず、入ってもらいましょう。あまりいい話ではないだろうけど。」



「シーリーというのはギルドマスターのシーリーで間違いないのか?」



タミルが聞いてきた。



「ええ。その通りです。」




そうこうしているうちにシーリーが入ってくる。



「久しぶりというほどではないか。まあ、どうでもいいけど。あんた、タミルか。少しは話を聞いたことがある。」



タミルは頭を下げた。



「知っていただけて光栄です。」



「さて、どうしてここに?あなたにはリオの警護を担当してもらっていたはずですか。」



「状況はすぐに変わっていく。少なくとも今は変わった。タマラコス平原を戦場とすることにした。」



タミルが立ち上がる。



「あそこは平原という名前が付いていますが、実質上沼地なはず。」



シーリーはにやりと笑った。



「その特性を利用するのさ。」






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ