リオ・リチャード第12話
「さて、君の話は信じるに値かするかどうかわからないが…、あいつよりは信じられそうだな。」
「協力していただけますか?」
「するも何もそれ以外に道はないように思うがね。それよりもここを脱出できるどうかできるのか?」
ガチャン
「どうですか?」
「いったいどうやって?それにはかなりの術がかけられているはずだが…。」
「僕の使っている力は術ではないですよ。」
「?」
「ここには仲間はいますか。」
僕は彼のもとにより、錠を外した。
ガチャン
「なるほど、術をつかっているようではないな。」
テミール将軍は
「いや、ここにはいないはず。抗議しに来たのは私だけだったからな。」
「外部との連絡は?」
テミール将軍は渋い顔で言った。
「難しい。さっき言ったように、ここのほかにも同じように術の行使を妨害するようになっているはず。」
「少なくともそうですね。しかし、ここから連絡も取れないということになりますね。」
「確かに君が言っていることはわかるが、少なくとも定期連絡は欠かしていないはずだ。」
「そこまでは折り込みづみです。」
少しテミール将軍は考えるように言った。
「ということは君がここに来ることは作戦ということですか?」
「そうですね。実はあなたを探しに来たのが、作戦でした。しかし、それもここから脱出しなくては何にもなりませんが…。」
「ふむ。しかし、ここに来るという保証はあるのか?」
少し区切りが悪いです。