表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
デビル・ジュエリー  作者: かかと
赤眼のレリク篇
114/194

赤眼のレリク 第104話

~アクア視点~


“初代”が先に口を開いた。


「君はどうやら、私がやったことを知っているようだ。しかし、それをとめることはある“方法”しかない。」

「わかっています。俺はそれを後世に託すために、その方法を使うつもりです。もちろん、あなたには消えてもらうことになってしまいますが…。」


レリクは顔を伏せた。


「どうせ、私も“期限”が近づいていた。それはかまわない…。でも、本当にその逸材が見つかると思うかね。私は本当に長い間待った。しかし、私の希望とは裏腹にそんな人は現れなかったし、その上に“私”にすら触れなくなってしまった。もう希望があるとは思えない。」


レリクはすぐに反対した。


「だから、言っている。あなたは一人で長くこの“世界”に居すぎた。あなたの住んでいたはずの“世界”は壊れつつある。その中にはきっと希望の光がある。」


“初代”は顔の色を変えて、叫んだ。


「それが“戦争”だというのか?君は勘違いを起こしている。戦争は憎しみと悲しみしか生み出すことはない。」

「でも、あなたという王様が生まれた。それが例え、“人”に利用されていたとしても、あなたは今でも“英雄”として名を馳せた。それがほかならぬ戦争だったことは確かだ。」


私は彼らの言うことはなんとなくわかった。しかし、肝心な何を言いたいのかわからなかった。


「それに選定するには“特別な術”が必要だ。君はわかっているのか?」

「ええ。だから、俺は“仲間”を利用することにしました。」

「レリク。君はまさか…。」


“初代”は言葉を失っていた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ