ついにスキル発動、勘違いのオールイン
「とりあえずダンジョンに入った敵を排除してください」
美少女からの求婚で最っ高にハイになっていたのになんとけしからん
「えっとどんな敵をどうやって?」
「あなたの追手をあなたが」
イヤーーーー
なに俺との結婚そんなに嫌だった!?
さっそく死地に送られそうなんだが
「ムリムリムリムリムリ
なんで追われてると思ってんの、勝てないからだよ、こんなひ弱な俺が勝てる訳ないじゃん」
「別にあなたは戦わないわよ」
なんとか死地には送られないようです
ありがとうございます
「ここはダンジョンそしてあなたはダンジョンマスターなのよ、魔物を召喚して戦うの」
「あ〜なるほど、、、でどうやって?」
誇らしげな顔も可愛いな〜
「まずこのようにコマンドを開きます」
「はい」
「次に召喚する魔物を選択します」
「はい」
「DPを消費して召喚されます」
「はい」
おおなんてかわええんや
やはりロリは世界を浄化するやな〜
「はい、やってみなさい」
「あっ、はい
えっと、コマンドを開く」
コマンドが開かれる
おおこれがって、なんか、なというか、うん
けっこう怖いな
「はい、選ぶ」
「えっと、どれを?」
「安くて強いのを」
いや、わかんね〜
どれも凶悪そうな顔してるぞ
「う〜ん」
「はやくしないと死ぬわよ」
「え?」
「あたり前でしょ敵が向かって来てるんだから」
そうだ、そうだった
結婚なんて喜んでる場合じゃない、奴等は敵、やらなければやられる
ならできるだけ強そうなのを
「これ」
「ふ〜んゴーレム、まぁいいんじゃない、物理攻撃に強いしパワーもあるし」
ならアサシンっぽい追手と相性も良さそうだな
「よし、召喚」
ゴゴゴゴゴッ
うぉっっっ床からゴーレムが生えてくる!
なにこれ凄い
【支配下のゴーレムがいます、スキル:ゴーレム生成で再構築しますか?】
「え?」
「どうかした?
召喚は成功したわよ」
俺にしか聞こえてなさそうだな
【支配下のゴーレムがいます、スキル:ゴーレム生成で再構築しますか?】
はい
【スキル:ゴーレム生成を発動、再構築を開始します】
うお、ん、凄い、わかるわかる
ゴーレムの情報がどんどん流れ込んでくる
ふふっ、せっかく作るならもっと強いのを
ゴーレムの情報の中に俺の今までの格ゲーの技を混ぜ込んで
【再構築中、、、失敗、失敗、失敗】
え?
【機体負荷オーバー、再構築を中止しますか?】
機体負荷?格ゲーの動きは出来ないってことか?
【機体負荷オーバー、再構築を中止しますか?】
とにかく、いいえ続行だ
【再構築の続行を確認、肉体魔力を投入し機体強度を向上させますか?】
はい
【再構築を開始します】
【再構築中、、、失敗、失敗、失敗】
クソまたか
【DPを投入し機体強度を向上させますか?】
ん、ん~~
流石にこれは
【DPを投入し機体強度を向上させますか?】
う〜ん
【再構築を開始します】
え?え!え!え?
もしかしていまのう〜んをうんと勘違いした
え?ストップストップストップ
【再構築、、、失敗、失敗、失敗】
よし、なんとかセー
【成功】
なぜーーーー
この時の俺は想像も付かなかっただろう
格ゲーの技が異世界でどれだけ通用するかを