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俺が右足を前に出す話

作者: えび

足を前に出そう

俺は右足を動かした。

その刹那、俺の右足が前へと進み出した。

かかとから爪先の順に地面から離れ、太腿とヒラメ筋等が躍動し筋を引く。ある筋肉は伸び、ある筋肉は収縮した。

ぐぐっとアキレス腱の感覚がすぐさま脊髄反射的に伝わってくる。

歩く。これを成すことの神秘たるや、ただの電気信号では言い表せない奇跡がここにある。

腰はゆっくりと重心を操り右足はかかとから、しっかりと地面を捉えた。

そこから立て続けに爪先、体重とかかり、関節を使い運動エネルギーを軽く去なした。

俺は、右足を前に出したのだ。

この足で大地を踏みしめた。

これらから分かる様に、日々人間いかに神秘的な現象で動いているか俺は感激すら覚える。

これから成す事も、なんの奇跡も起こらない世界な訳がない!


俺は遅刻なので学校まで走った。

遅刻遅刻〜

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